チベット問題、中国政府の立場は事実に基づくものか
昨日引用した記事にもあるように、中国政府の立場は、「ダライ・ラマ側」は「国家の分裂活動、暴力行為、オリンピック妨害」を行う反社会的集団で、チベット民族の民意を表すものではないから、あくまでも取締りの客体であって、対話の主体(相手)ではない、というものです。
しかし、この間チベットで起きた騒乱・暴動は、果たして反社会的集団ないしその扇動によるものであって、チベット民族の民意の表れとは言えないものなのでしょうか。大きな疑問を感じざるを得ません。
昨日引用した記事にもあるように、中国政府の立場は、「ダライ・ラマ側」は「国家の分裂活動、暴力行為、オリンピック妨害」を行う反社会的集団で、チベット民族の民意を表すものではないから、あくまでも取締りの客体であって、対話の主体(相手)ではない、というものです。
しかし、この間チベットで起きた騒乱・暴動は、果たして反社会的集団ないしその扇動によるものであって、チベット民族の民意の表れとは言えないものなのでしょうか。大きな疑問を感じざるを得ません。
また引用だけですが、大事だと思うので。赤字は引用者です。
2008年4月19日(土)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は十八日、都内で、来日中の楊潔チ(ようけつち)中国外相と会談しました。
志位委員長は楊外相の訪問を歓迎し、「日中平和友好条約締結三十周年の今年五月に予定されている胡錦濤国家主席の訪日を心から歓迎します」とのべました。また、今年は日本共産党と中国共産党の関係正常化十周年にもあたることに触れ、「この十年間に両党関係が発展し、日本の一部に起こった歴史問題での逆流に対しても、両党がそれぞれの立場で問題の克服のための努力をおこなったことが事態を打開し、両国首脳間の往来の回復につながったことを喜んでいます」と語りました。
楊外相は、「あたたかい言葉に感謝します。日中平和友好条約締結三十年と両党関係正常化十年の記念すべき年に日本共産党指導部と会談できたことをうれしく思います」と表明。歴史問題をめぐる日本共産党の立場を「高く評価します」とのべつつ、胡錦濤主席の訪日が成功するよう協力を要請しました。
志位氏は、チベットをめぐる事態を憂慮し、胡主席に書簡を送り、そのなかで中国政府とダライ・ラマ側の代表との対話による平和的解決を要請したことをのべるとともに、「中国政府は、ダライ・ラマ側との対話の問題について、ダライ・ラマ側がその障害となる問題点を持っていると批判していますが、そうした問題点も含めて対話のテーブルにのせて話し合うことが重要だと思います」とのべました。
楊外相は、「友人からの提起として理解しました」とのべたうえで、「ダライ・ラマ側が国家の分裂活動、暴力行為、オリンピック妨害を中止すれば、対話は可能」などと、中国政府の考えを説明しました。
志位委員長は、チベット問題での日本共産党の立場を重ねて説明するとともに、「今後とも両党関係が多面的に発展することを願っています」と表明しました。楊外相はこれに、「両党間の意見交換、交流を強めていきましょう」とこたえました。
会談には、日本共産党から緒方靖夫副委員長、小池晃政策委員長、穀田恵二国対委員長、森原公敏国際局次長、笠井亮国際局次長、中国側から崔天凱・駐日大使、胡正躍・外務省アジア局長、劉建超・外務省報道局長、熊波・外務省アジア局参事官、宋国選・外務省儀典局副処長らが出席しました。
ネットで目にする限り、産経しか報道してないようなので、ここにも引用しておきます。
2008年4月3日
チベット問題――対話による平和的解決を
志位委員長が胡錦濤主席に書簡中華人民共和国国家主席 胡錦濤殿
チベット問題をめぐって、騒乱・暴動の拡大と、それへの制圧行動によって、犠牲者が拡大することを、憂慮しています。
事態悪化のエスカレーションを防ぐために、わが党は、中国政府と、ダライ・ラマ側の代表との対話による平和的解決を求めるものです。
そのさい、双方が認めている、チベットは中国の一部であるという立場で対話をはかることが、道理ある解決にとって重要であると考えます。
だれであれ、オリンピックをこの問題に関連づけ、政治的に利用することは、「スポーツの祭典」であるオリンピックの精神とは相容れないものであり、賛成できないということが、わが党の立場であることも、お伝えするものです。
日本共産党中央委員会 幹部会委員長 志位和夫
6月1日から3日に掛けてシンガポールでイギリスの国際戦略研究所主催によるアジア安全保障会議が開かれました。その様子が各紙で報道されましたが、その中で僕が最も注目したのは、アメリカのゲーツ国防長官が、ラムズフェルド前国防長官が強く主張してきた「中国脅威論」を転換する姿勢を見せたことです。見出しは異なりますが、しんぶん赤旗と読売電子版が報じています。
その他、朝日電子版はミサイル防衛(MD)と中国の軍事予算の問題に注目し、毎日電子版はミサイル防衛(MD)、日経電子版は中国の軍事予算の問題に注目しています。
興味深いので各紙を引用しておきます。
今日4月30日で、アメリカのベトナム侵略戦争が終結して32周年になります。大学に入学したばかりの時に見たテレビの映像が記憶に残っています。しんぶん赤旗の論評を引用しておきます。
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