ロシアは、南オセチア・アブハジアの「独立」承認を撤回せよ
グルジアに軍事侵攻したロシアは、グルジア領内からある程度軍隊を撤退し始めると共に、南オセチア・アブハジアというグルジア領内の2地域の「独立」を既成事実化し始めているようです。ロシアはこれら2地域との「外交関係」樹立の文書を交換し、友好協力・相互援助条約案で合意したそうです。
しかし、ロシアの軍事侵攻はもちろん、2地域の「独立」の一方的承認は、主権・領土保全という国際法の原則に反するものです。とうてい許されるものではありません。
しかも、ロシアのメドベージェフ大統領が、8月18日に、「(帝政)ロシア、ソ連、そして新生ロシアが自分から軍事攻撃を仕掛けた例は実際上ない」と演説して、帝政ロシアやスターリン以後のソ連が行った数々の領土膨張主義、軍事的覇権主義の歴史をゆがめ、美化していることを、合わせ考えると、これらのロシアの行動の危険性は極めて重大なものだと考えざるを得ません。
ロシア軍のグルジアからの撤退はもちろん、2地域の「独立」承認を撤回させるべく、国際社会が力を合わせて行くことが強く求められています。
最近の新聞記事や、しんぶん赤旗の解説、日本共産党の志位委員長の発表した見解などを引用しておきます。
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