参院選、二大政党離れ鮮明
メモです。
2010年7月13日(火)「しんぶん赤旗」
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第22回参院選で、政党の消長を示す比例代表の得票で、民主党は1845万140票(得票率31・6%)を獲得し、比例第1党となりました。しかし、昨年総選挙と比べると1139万4659票減(マイナス10・8ポイント)、前回参院選からは480万6107票減(マイナス7・9ポイント)の大幅減となりました。
自民党は今回、当選者数では民主党を上回り、「改選第1党」となったものの、比例票は1407万1671票(24・1%)で、昨年総選挙から473万8546票減(マイナス2・6ポイント)、前回参院選から247万3090票減(マイナス4・0ポイント)で、消費税増税問題で惨敗した1998年参院選と同水準となりました。民主党から離れた票が自民党に戻ったとは言えないことを示しています。
こうした結果に、マスメディアも「大敗した民主党だけでなく、改選第1党になった自民党も低下し「『二大政党離れ』が鮮明になった」(「日経」12日付夕刊)と指摘しています。
一方で、参院選初挑戦のみんなの党は794万3650票(13・6%)を獲得、昨年総選挙から493万8451票(プラス9・3ポイント)を増やしました。
ほかに、公明党は763万9432票(13・1%)で、総選挙比41万4575票減(マイナス1・6ポイント)、前回比12万5897票減(マイナス0・1ポイント)。
社民党は224万2736票(3・8%)で、総選挙比76万3424票減(マイナス0・5ポイント)、前回比39万1978票減(マイナス0・7ポイント)となっています。
比例「2大政党離れ」鮮明 得票率、「第3極」に18%
(日経電子版 2010/7/12 11:06)今回の参院選の比例代表の得票率を見ると、大敗した民主党だけでなく、改選第1党になった自民党も低下し「二大政党離れ」が鮮明になった。みんなの党など「第三極」を掲げた各党は約18%を集め、民主・自民の批判票の受け皿となった。共産、社民両党は低落基調に歯止めがかからなかった。
比例代表の相対得票率(投票者総数に占める得票数の割合)をみると、民主は過去最高を記録した前回参院選より7.9ポイント低下。自民も4.0ポイント落ち込み、過去最低となった。民主、自民を合わせた「二大政党」の得票率は55.6%で、6割を割り込んだ。
第三極は17.7%を記録したが、内訳はみんなが13.6%、たちあがれ日本が2.1%、新党改革が2.0%でみんなが大半を占めた。
地域別にみると、民主は前回17道県で4割を超えたが、今回4割を超えたのは岩手の46.0%のみ。逆に中国、九州地方を中心に19府県で2割台だった。東京で31.5%、大阪で28.7%に終わるなど、これまで民主が強みとしてきた無党派層の多い大都市でも伸び悩んだ。
自民は保守層が厚い富山、石川、福井の北陸3県で30%を超えるなど1人区を中心に数字を伸ばした。ただ、東京、愛知、大阪では20%前後にとどまり、大都市圏で伸び悩む傾向は変わっていない。
みんなは渡辺喜美代表のおひざ元の栃木で自民、民主をしのぎ33.2%に達した。無党派層の多い首都圏の1都3県でも、それぞれ15%以上を集めた。
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