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2008年7月15日 (火)

パレスチナの和解と停戦、レバノン内紛の解決、背景にアラブ連盟を軸としたアラブ諸国の力(追加)

 昨年6月にパレスチナがヨルダン川西岸とガザ地区に分裂する中で、11月にアナポリス会議が開かれ、今年末までに平和条約が結ばれる予定となっていますが(1月2日の記事)、先月パレスチナではファタハとハマスの間に和解の動きが現れ、イスラエルとハマスの間でも停戦合意が成立しました。また、レバノンの内紛にもようやく決着が付きました。この背景には、「アラブ連盟を軸としたアラブ諸国の努力と貢献」があることが指摘されているそうです。もう1月近く前の記事ですが、しんぶん赤旗のカイロ特派員松本眞志さんの解説を引用しておきます。さらに停戦1ヶ月後のガザに関する記事も引用しておきます。

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2008年6月21日(土)「しんぶん赤旗」

ハマスのガザ制圧1年
和解と停戦へ動く
背景にアラブ諸国の力

 【カイロー=松本眞志】パレスチナのイスラム武装抵抗組織ハマスがガザ地区を武力制圧し、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハとの関係を断って一年が経過しました。両者の対立は継続していますが、この間、「和解」と「停戦」の二つの大きな動きがありました。その力となっているものの一つにアラブ諸国の働きがあります。

 「和解」の動きは、ファタハとハマスの関係回復への兆しです。ファタハを率いるアッバス・パレスチナ自治政府議長が四日、初めて公式にハマスとの関係回復に向けた対話を呼びかけ、これにハマス側が歓迎を表明しました。

 昨年六月のハマスによるガザ地区制圧直後、アッバス議長は「クーデター」だと非難。議長令でハマス中心のハニヤ政権を非合法化し、ファイヤド氏を首班とする新内閣を設置しました。米国とイスラエルがファタハを支援したことで対立がいっそう深まりました。

 アッバス議長は、ハマスから対話要請を受けてきましたが、そのたびに拒否してきました。今回のアッバス氏側からの呼びかけは、分裂克服の機運をもたらし、統一したパレスチナによる中東和平交渉推進への期待を高めています。

 二つ目の動きは十七日のイスラエル・ハマスの停戦合意です。イスラエルは、ハマスのガザ地区制圧直後に経済封鎖を開始しました。

 イスラエル当局は、燃料や食料、医薬品などの必要物資の移送をストップして人の移動を制限、昨年九月に同地区を「敵性存在」と宣言しました。封鎖下で三千九百の工場の多くが操業を停止し、物価はほぼ二倍に。

 一般市民の生活は困窮をきわめ、最近の調査によると住民の64%が一日二米ドル以下の生活を強いられています。医療事情はより深刻で、海外で治療ができなかった患者百五十七人が死亡しています。停戦と封鎖解除は、ガザ住民の貧困と軍事的抑圧の苦しみを軽減に導くものとして歓迎されています。

 これらの停戦と和解の背景の一つには、アラブ連盟を軸としたアラブ諸国の努力と貢献が指摘されています。ハマスとファタハの和解にはイエメンとサウジアラビアなどが裏方に徹して奮闘。アッバス議長はアラブ連盟にも仲介を要請しました。イスラエル・ハマスの停戦交渉ではエジプトが仲介役を務めています。カタール仲介のレバノン内紛解決に続き、アラブ諸国とアラブ連盟は、自らの力で域内の紛争解決を一歩一歩すすめて自信を強めています。

2008年7月19日(土)「しんぶん赤旗」

ガザ停戦1カ月
生活・平和 改善の実感まだ
“食料不足続く”と住民

 【カイロ=松本眞志】パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム武装抵抗組織ハマスとイスラエルが停戦してから十九日で一カ月が経過しました。停戦と経済封鎖解除による経済と平和回復への期待が強まっていますが、今なお住民生活改善を実感させるには至っておらず、イスラエルの対応に注目が集まっています。

ハマスは合意順守の意向

2008071907_01_0  物資移送量を停戦前の三割増加させるとの合意にもかかわらず、イスラエル当局はスーファ検問所での封鎖解除前のトラック台数(一日七十五車両―ガザ住民必要量の7%)を低く見積もり、トラック台数を増やしませんでした。

 本紙の電話取材に、ガザ地区のアラファトさん(39)=男性=は、「停戦後大きな変化はない。医薬品七十種類は現在でも不足している」と答え、モナさん(23)=女性=は「電気は使用できるようになったけれど、食料不足は続いている」と語りました。

 住民からの批判が高まるなか、イスラエル当局は九日、スーファ検問所のトラック通過台数を一日百台に増やすと宣言。十七日には燃料ガスの量を一日七万五千リットルから十二万リットル、ガソリンを同八十万リットルから百二十万リットルに増やすと発表しました。

 平和回復の問題では、イスラエル軍による露骨な停戦違反はなくなりましたが、不安定な状況は依然として続いています。七月十日のガザ地区とイスラエルの境界でのイスラエル軍による武装グループ・メンバー殺害事件は、ガザ地区内からのロケット砲攻撃、イスラエル当局による検問所の一時封鎖など相互の応酬へと導きました。

 一方、停戦をめぐる最近の状況を評価する指摘もあります。イスラエルは米国とともに、ハマスを「テロリスト」「敵性存在」と呼び、孤立させて包囲せん滅する方針をとってきました。停戦自体が困難とされるなか、アラブ連盟とエジプトによる仲介の努力で停戦が実現。米・イスラエルの路線は完全に破たんしました。

 ハマス側が停戦に真剣な姿勢をとっていることも重要です。ガザ地区内でロケット砲攻撃を行ったグループのメンバーを拘束し、パレスチナの各派に停戦順守を呼びかけたことはそれを示すものでした。

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