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2007年11月25日 (日)

こんなに怪しい自衛隊・防衛省の軍事利権―『週刊朝日』11月30日号より

 額賀福志郎財務相などの軍事利権の疑いを全く調べようともせず、他方で消費税率引き上げは「そうせざるを得ない」と断言して憚らない福田首相ですが、先週発売された『週刊朝日』11月30日号に「米国製の8倍も!自衛隊『超高額』兵器カタログ」(臣永正廣・署名記事)という記事があります。自衛隊・防衛省の無駄遣い振りに改めて驚きました。

 同記事は、自衛隊とアメリカ・ヨーロッパの軍隊で現在使われている同種・同程度の性能の兵器・装備品を比べ、自衛隊のものが恐ろしく割高であることを明らかにしています。

 もちろん安ければいい、安いから外国から調達すればいいというものではありませんが、しかし、割高だということは、日本・アメリカの軍需企業が如何に大きな利益を上げているかということを示していますし、企業が政治家・官僚に湯水のように賄賂を配れる大いなる可能性を示しています。

 同記事に掲載されたカタログとコメントを引用しておきます。同記事は他にも色々問題点を指摘しており、簡単に読めるものとして興味深い。詳しくは同誌を参照してください。

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89式小銃(日本)
34万7,000円
 あれもできる、これもできるとカタログデータは優秀だが、複雑で繊細なつくりのため高価な割に実用性は大いに疑問。
M-16A2(アメリカ)
4万円
 ベトナム戦争時に開発された米軍のM-16の改良モデル。これをライセンス生産したカナダ製のC7は7万円程度。コスト高となる自主開発にこだわらない好例だ。

89式装甲戦闘車(日本)
6億7,800万円
 大口径の35ミリ機関砲を備えてはいるものの戦車並みの高価格で配備が進まず、少量生産のため、さらにコスト高になる悪循環。
ウォリアー歩兵戦闘車(イギリス)
1億2,700万円
 日本の89式と同じ7人の歩兵を運ぶ輸送車両。手堅い設計の上に湾岸戦争を教訓に余計な装備を省略。

AH-1Sコブラ攻撃ヘリ(日本)
48億6,600万円
 アメリカが開発した世界最初の攻撃ヘリ。だが、60年代のモデルで速度が遅く、時代遅れ。細々としたライセンス生産で高価格化。
AH-1Fコブラ攻撃ヘリ(アメリカ)
15億円
 アメリカ陸軍は90年代には後継のAH-64アパッチを採用したが、海兵隊は双発のAH-1Wの後継にAH-1Zを採用。日本と違って廉価だ。

62式機関銃(日本)
200万円
 射撃に「職人技」が必要なほどクセがあり、弾詰まりや部品の緩みなど不具合続出で信頼性はほとんどゼロ。
FN MAG機関銃(ベルギー)
80万円
 泥、雨、雪、砂等の過酷な環境下でも常に確実に作動する強度と信頼性で、世界70カ国以上で採用されている。

90式戦車(日本)
9億1,000万円
 当初の性能は世界水準だったのに、開発の長期化と調達計画のずさんさで時代遅れに。さみだれ式の少量調達のために割高にも。
M1-A1戦車(アメリカ)
4億円
 性能、信頼性、実績のすべてにわたって最高の評価を受けるアメリカ軍の主力戦車。改良型のA2、A2SEPなど進化を続ける。

アパッチAH-64D攻撃ヘリ(日本)
85億円
 世界最強の攻撃型ヘリ。最新式の電子システムを搭載しており、戦闘攻撃能力は他の追随を許さないといわれる。
アパッチAH-64Mk1攻撃ヘリ(イギリス)
55億円
 アメリカ軍の同タイプで同性能のヘリを同じようにライセンス生産をしているのに、これまたイギリスの方が30億円も安いのはなぜ?

F2支援戦闘機(日本)
118億9,000万円
 アメリカのF-16をモデルに国産開発。当時、世界最高価格にして性能は最低といわれた戦闘機。先月31日、F2Bが名古屋空港で墜落炎上。
F-16C/D戦闘機(アメリカ)
50億円
 F-16の発展型。機動性、操作性に優れた多目的戦闘機。制空戦を主眼にした軽量戦闘機だが、対地攻撃能力も非常に高い。

F-15戦闘機(日本)
120億円
 三菱重工がライセンス生産しており、現在200機あまりを配備。この数は本家のアメリカ軍に次ぐ大量保有である。
F-15戦闘機(アメリカ)
80億円
 機動性に優れたアメリカ空軍の主力戦闘機。実践で撃墜された記録がなく、世界最強の戦闘機のひとつといわれる。

エアクッション型揚陸艇LCAC1(日本)
66億円
 ホバークラフトタイプの水陸両用揚陸艇。旧式タイプなのにアメリカの新式艇より高額。日本での必要性を疑問視も。
エアクッション型揚陸艇LCAC91(アメリカ)
20億円
 時速70キロで航行し、障害物のある海岸でも戦車やトラックなどを搭載して強行上陸が可能。アメリカ海兵隊ならではの装備だ。

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