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2007年10月 1日 (月)

アメリカ・イスラエルはパレスチナを分裂・破綻させている

 1週間ほど前の記事になりますが、引用しておきます。

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2007年9月24日(月)「しんぶん赤旗」

ガザ地区を「適性存在」
イスラエルの主張に同調
ライス米国務長官の中東訪問
和平国際会議に影

 ライス米国務長官は十九―二十日にかけてイスラエルとパレスチナを訪問しました。十一月に予定されるブッシュ米大統領提案の中東和平国際会議実施のために両者の意見調整をはかることが目的だったといわれます。しかしパレスチナ側の深刻な分裂に乗じたイスラエルの新たな策動に同調し、アラブ諸国側に会議の成功を疑問視する声を強める結果に終わりました。(カイロ=松本眞志)

ガザ封鎖150万人窮乏

 ライス国務長官の訪問は、イスラエルとパレスチナの緊張が一段と深まる中で行われました。

 イスラエル政府はライス氏の訪問にあわせるように十九日、イスラム武装抵抗組織ハマスが実効支配するガザ地区を「敵性存在」だと宣言。ハマスをこれまで以上に敵視して、燃料や電気、生活物資の供給をストップさせる意図を明らかにしました。これはハマスだけでなく、同地区に住む百五十万パレスチナ人全体の生活を窮乏のどん底に陥れるものです。

 「集団的懲罰」「国際人道法に違反する行為」―非難の声を上げたハマスに限らず、国連の播基文事務総長やイスラム諸国会議機構(OIC)のイフサンオウル事務局長、ヨルダン政府、さらに欧州連合(EU)などがいっせいに決定の見直しをイスラエルに求めました。エジプトのアブルゲイト外相も「拒否」のメッセージをイスラエルのリブニ外相に送りました。

 ライス氏はしかし、リブニ外相との共同会見で「ハマスは米国にとっても敵性存在だ」と発言、イスラエルに同調する姿勢を明らかにしました。

アラブ諸国から不満

 米国やイスラエルはハマスを「テロリスト」と見なし、昨年一月に実施されたパレスチナ評議会(国会)選挙での勝利後、①イスラエルの承認②暴力の放棄③過去の和平合意の順守―の受諾を迫って経済制裁を続けてきました。

 米イスラエルを中心とする外部からの干渉はハマスとアッバス評議会議長のファタハとの対立を激化させ、今年六月のハマスによるガザ地区の武力制圧によって分裂が快定的となり、パレスチナは深刻な状況に陥っています。

 米国がもくろむ中東和平国際会議は、ハマスやシリアを参加対象から除外する米国の意向が報じられるなど、当初から会議の差別的内容が問題視されてきました。ハマスをどう評価するかにかかわらず、パレスチナ住民の一定の支持を得ている勢力を無視することは、公正さを欠く対応だといえます。会議の前提条件そのものにかかわる大きな問題といわざるをえません。

 イスラエルのオルメルト首相、パレスチナのアッバス議長と会談を終えたライス氏は、両者がパレスチナ国家の樹立に向けて「真剣な交渉」を開始するよう求めるとのべました。しかし、会議が近づくにもかかわらず、和平に向けた具体的な枠組みが提示されていないことにはアラブ諸国側から不満や疑問が出ています。

 イスラエル政府のガザ「封鎖」決定とこれを擁護するライス氏の姿勢は、国際会議の実効性へのアラブ諸国の懸念を強めるだけでなく、中東域内での分裂と対立をあおり、困難なパレスチナ情勢をさらに複雑にするものだといえます。

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