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2007年8月14日 (火)

小池防衛相の次官人事抗争の発端は仲井間弘多・沖縄県知事

 知っている人は知っていることなのかもしれませんが、この間の小池百合子防衛相による守屋武昌事務次官外しの行動は、沖縄県知事の仲井間弘多氏の提案によるものだったそうです(日経14日付、最後に全文引用)。

 「県や名護市が求める米軍普天間基地移設案の修正を拒む守屋氏交代の内定と引き換えに、移設手続きの第一歩となる環境影響評価方法書を沖縄県に提出。これを手柄に訪米、という算段だった」そうなのです。

 ここで問題になっている米軍普天間基地移設とは、住宅密集地にある普天間基地の問題を解決するという見せかけを使って、名護市に最新鋭の新米軍基地を建設するというものですが、仲井間氏がやろうとしていることは、この見せかけをより尤もらしいものにすることに過ぎません。

 他方、小池氏は、日本の実際上の支配者たるアメリカにこびを売り、自らの仲間たる自民党・政府を踏みつけにしてでも自分の地位が欲しいという、極端に卑しい自分の権力欲を満たそうとしています。

 この小池氏の極端な卑しさ・嫌らしさは、この間の彼女の訪米を報道するメディアでも十分に報じられました。

 しかし、ここで注目したいのは、この卑しさ・嫌らしさを利用して自らの地位を守ろうとする仲井間氏の行動です。

 昨年11月19日の沖縄県知事選で示された世論は、名護市の新たな基地建設を認めたものではありません(11月19日の記事21日の記事)。仲井間氏にも県民世論に基づく大義ある政治行動が強く求められます。世論をなめたらどういうことになるかは今回の参院選でよーく証明されたはずです。

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防衛次官人事改造後に
官邸が先送り
小池氏反発「私にも決意」
(日経新聞 2007.08.14)

 政府は十三日、小池百合子防衛相が打ち出していた「守屋武昌防衛次官退任、西川徹矢官房長の次官昇格」という人事案の決定を二十七日の内閣改造後に先送りすることを決めた。警察庁出身の西川氏を次官とする案を根回しなしに決めようとした手法に塩崎恭久官房長官が強く反発。人事案が白紙に戻りかねない異例の事態となった。

 省庁の幹部人事は正副官房長官らによる人事検討会議で内定する。

■首相に直訴

 十三日昼、防衛相は首相官邸で官房長官と会い九月一日付の人事案を説明。政府関係者によると、官房長官が「(内閣改造に伴う)次の防衛相の就任後に決めるというのが人事検討会議を構成する正副官房長官四人の総意だ」と拒否すると、防衛相は「案をのんでもらえないなら私にも決意がある」と辞任をちらつかせ「(安倍晋三)首相に(直接)伝えに行く」と席を立った。

 防衛相と入れ替わるように官邸に入った守屋次官が首相と会談。首相は夕刻、防衛相とも協議した後、記者団に「まだ決めていない。人事検討会議は官房長官がやる」と述べ、官房長官に判断を委ねる考えを示した。政府高官は人事検討会議の内閣改造前の開催は「ない」と断言した。

 テロ対策特別措置法の延長問題を抱える臨時国会を控え、防衛省内では既に在任五年目を迎えた守屋氏続投の見方が有力だった。防衛相が先の訪米直前に人事を打ち出した狙いは「防衛相続投をにらんだ指導力のアピール」との憶測が飛び交う。

■沖縄に口約束

 守屋氏交代案の経緯について、沖縄県の照屋全哲名護市議は十三日「二日に仲井真弘多沖縄県知事から防衛相に"守屋外し"の提案があり、五日に防衛相が島袋吉和名護市長に電話で受諾を伝えていた」と暴露した。

 県や名護市が求める米軍普天間基地移設案の修正を拒む守屋氏交代の内定と引き換えに、移設手続きの第一歩となる環境影響評価方法書を沖縄県に提出。これを手柄に訪米、という算段だった。

 事実上無視された塩崎氏の怒りは収まらない。首相補佐官時代の小池氏とハドリー米大統領補佐官の会談を聞きつけた官房長官がハドリー氏に電話し「カウンターパートは私だ」と念押ししたこともあった。小池氏の「独走」にはかねて批判的で、防衛次官人事の問題では「塩崎氏VS.小池氏」の構図が再燃した形だ。

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» 守屋武昌防衛事務次官の「続投」問題 [タカマサのきまぐれ時評]
■沖縄の米軍基地周辺の問題や安保について話題をひろっていけば、防衛官僚たちのトップにたどりつくのは必定。この日記でも何度かとりあげた守屋事務次官の話題。防衛次官人事を凍結内閣改造後政府判断  西川氏の起用撤回も2007年8月14日 東京新聞朝刊 政府は十三日、...... [続きを読む]

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