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2007年8月21日 (火)

日本のこれから「考えてみませんか?憲法9条」

 もう1週間ほど前の番組になってしまいますが、やっと録画をざっと一通り見終えることができました。

 感想の1つは、既に津久井進さんが指摘されていますが、「9条維持派 = 現実に即した意見」、「9条改定派 = 理想・建前の強調」ということです(8月16日付「現実派が支持する憲法9条」)。あるいは、醍醐聰さんは同様のことを、「9条改定論あるいは集団的自衛権行使容認論の人たちの意見」は「あまりにナイーブな議論が無抵抗に受け売りされている」と指摘されています(8月16日付「『これからの日本』(憲法9条をめぐるスタジオ討論)を視聴して」)。

 僕も同様に感じました。9条改定主張者の議論は、政治の具体的展開に即して論じているものではなく、自分の創作・空想を前提事実として論じており、幼児的・感情的なものと思わざるを得ませんでした。ということは、空想・創作ではなく、実際の事実を前提に論ずればこの人たちの意見も変わるだろうということでもあります。

 もう1つの感想は、9条改定や集団的自衛権の行使の是非をめぐっては真反対の意見を持っているにもかかわらず、今の日本がアメリカに追随し過ぎているという事実認識ではほぼ全員が一致しているのではないかと思えたことです。

 今の日本共産党の綱領は2004年に定められたものですが、その元になっている綱領が1961年に定められたときには、日本はアメリカから自立しているという意見が結構有力に唱えられ、それが故に1961年の綱領は結構馬鹿にされました。現に僕も、高校の日本史の授業ではこの論点に関し、自立しているということで決着がついていると教えられました。

 しかし今では、日本はアメリカに多かれ少なかれ従属しているという認識が、たぶん国民の大半の認識となっているんだなあと、この番組を見ていて改めて思いました。

 今の憲法9条改定論は、この日本のアメリカへの従属という事実から生じているというのが実際の事実です。

 日本共産党の、日本のアメリカへの従属を解消するという日本改革論が、国民大多数の了解になりつつあるということをこの番組を通じて改めて確認すると共に、この従属ということから生じている憲法9条改定論を克服する可能性が見えいているという気持ちにもさせられました。

 上記醍醐聰さんの感想では、「討論型世論調査」(DOP)を試みてはどうかとも提案されているのですが、これも含めて、何度もこういう機会・番組が欲しいものだと思いました。

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