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2007年7月18日 (水)

占領下で日本が略奪した「朝鮮王室儀軌(ぎき)」返還問題

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2007年4月7日(土)「しんぶん赤旗」

略奪文化財は返還を
衆院委 朝鮮占領下などの調査要求
石井議員

 六日の衆院文部科学委員会で「武力紛争の際の文化財保護法案」が全会一致で可決されました。同日の同法案の質疑で、日本共産党の石井郁子議員は、日本が過去に他国を占領して略奪した文化財の調査を求めました。文化庁の高塩至次長は、これまで調査をおこなっていないことを明らかにしたうえ、膨大な調査であることなどを理由に挙げ、今後も調査に消極的な姿勢を示しました。

 国立博物館に所蔵・展示されている指定重要文化財「金銅透彫宝冠(こんどうすかしぼりほうかん)」など八点は占領下の朝鮮で民間人が略奪のように収集し、戦後、国に寄贈したものです。また、宮内庁書陵部皇室図書館には朝鮮王朝の儀式の模様を表した「朝鮮王室儀軌」があります。

 石井氏は、韓国国際交流財団が一九九三年から九六年にかけて行った日本の国公私立の主な美術館や博物館、大学所蔵の朝鮮文化財の実態調査で二万九千点の所蔵が報告されていると指摘。公的機関が所蔵しているものは返還の方向でのぞむべきだと主張しました。

 伊吹文明文科相は「政治家としての道義は軽視することはできないが、日韓条約(一九六五年)で決着しており、条約を尊重しなければならない」と答えました。

2007年5月25日(金)「しんぶん赤旗」

占領下で日本が略奪 「朝鮮王室儀軌」
返還は“個別事例で対応”
外務省 緒方議員に答弁

 外務省は二十四日の参院外交防衛委員会で、日本が朝鮮占領下で略奪し、韓国側が返還を強く求めている文化遺産「朝鮮王室儀軌(ぎき)」について、個別の事例に応じて対応していく立場を表明しました。日本共産党の緒方靖夫議員への答弁。

 「朝鮮王室儀軌」は、朝鮮王朝時代の王室の儀礼を絵や文で整理した記録で、一九二二年に朝鮮総督府から当時の宮内省に搬出されたもの。現在、宮内庁の書陵部皇室図書館が所蔵しています。

 緒方氏は、同「儀軌」の扱いをめぐり、韓国の国会で昨年十二月、早期返還を求める決議が採択されたことを指摘。その中で同「儀軌」が「朝鮮民族の文化を理解するうえで必須の文化遺産」と位置づけられていることをあげ、政府の見解をただしました。

 外務省の伊原純一参事官は、日本政府としては「韓国側に文化財を引き渡す法的義務はない」としつつも、「朝鮮王室儀軌」については、「今後は個別の事例に応じて対応していきたい」と答えました。

 麻生太郎外相は「ご意見は尊重しておくべきことだ」と答えました。

2007年7月18日(水)「しんぶん赤旗」

緒方副委員長と韓国代表懇談
植民地時代の文化遺産返還問題

 日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際局長は十七日、国会内で、韓国の「朝鮮王室儀軌還収委員会」幹事の慧門(奉先寺)、法相(月精寺)の両僧侶、同委員会共同代表の金元雄議員(与党・開かれたウリ党)の補佐官である朴基亨氏らの訪問を受け、「朝鮮王室儀軌」の韓国返還問題について懇談しました。

 「朝鮮王室儀軌」は、朝鮮王朝時代の王室の儀礼を絵や文で整理した記録で、韓国の重要な文化遺産です。しかし、日本が朝鮮を植民地支配していた一九二二年に、朝鮮総督府から当時の宮内省に搬出されました。現在、宮内庁の書陵部皇室図書館に所蔵されているといいます。

 韓国では、この「儀軌」を「朝鮮民族の文化を理解するうえで必須の文化遺産」と位置づけて返還を強く求め、民間団体「儀軌還収委員会」が組織されて返還のための研究や運動が取り組まれるとともに、昨年十二月には韓国国会が返還要求決議を採択して日本政府に伝達しました。

 緒方氏は、今年五月に参院外交防衛委員会でこの問題を取り上げて質問。外務省は返還の法的義務はないとするものの、「個別の事例に応じて対応していきたい」と答弁し、麻生外相も、緒方氏の「ご意見は尊重」すると答弁していました。この質問は韓国で大きく報道されました。

 懇談で一行は、緒方氏の国会質問などを通じた「韓日関係の友好模索についての熱情」について感謝を表明し、韓国にとっての返還の大きな意義、運動の発展の現状について述べました。

 一行は続いて外務省を訪れ、同省アジア大洋州局北東アジア課の室田幸靖首席事務官に、日韓友好のために「儀軌」を韓国側に返還するよう要請しました。これには、緒方氏が同席しました。

 要請を受けた室田氏は、「儀軌」は宮内庁が保管し返還交渉の日本側窓口は外務省であること、こうした文化遺産の返還問題では日本側に法的な義務はないもののこれまでも個別に対応しており、返還には前例があるなどと述べました。

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