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2007年7月 9日 (月)

パレスチナ統一政府崩壊(9)パレスチナの結束求めるアラブ諸国

 アラブ諸国は、あくまでも対話による解決、アラブ和平案の実現を目指しているようです。記事を引用しておきます。

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2007年7月8日(日)「しんぶん赤旗」

パレスチナ分裂
対話での解決GCCが主張

 【カイロ=松本眞志】湾岸協力会議(GCC)は五日、サウジアラビアの紅海沿岸都市ジッダで外相会議を開き、パレスチナ問題で、アッバス自治政府議長率いるファタハとイスラム武装抵抗組織ハマスとの抗争を対話によって解決するよう主張しました。

 発表されたコミュニケは、アッバス議長が主導する非常事態内閣とともに、選挙で選ばれたハマス議員を含む立法評議会を尊重するよう要求し、旧統一政府の基礎となったメッカ合意に立ち返るよう訴えました。

UAE大統領、パレスチナ議長を全面支持(日経電子版 2007.07.09)

 【マスカット=加賀谷和樹】アラブ首長国連邦(UAE)のハリファ大統領は8日、アブダビでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、同議長が率いる自治政府の全面支持を表明した。ガザ地区を一方的に制圧したイスラム教原理主義組織ハマスへの直接批判は避けた。

 UAE政府は昨年末、ハマスが主導して国際的に孤立したパレスチナ自治政府に3000万ドルの支援を表明。カタール、サウジアラビア、クウェートもハニヤ前首相の自治政府を資金面で支えてきたとみられ、こうしたペルシャ湾岸諸国はハマスを批判しきれていない。(11:01)

アラブ連盟がイスラエルに代表団派遣へ…中東和平探る(読売電子版)

 【カイロ支局】アラブ連盟(加盟22か国・組織)は、中東包括和平案について協議するため、12日にイスラエルに代表団を派遣することを決めた。

 中東外交筋が8日、AP通信に明らかにした。代表団にはエジプトのアブルゲイト外相、ヨルダンのハティーブ外相らが加わる予定。

 和平案は、アラブ連盟首脳会議が3月に採択した。イスラエルがゴラン高原を含む全占領地から第3次中東戦争(1967年)以前のラインに撤退、パレスチナ独立国家樹立を受諾する見返りに、アラブ諸国が対イスラエル関係正常化に応じる内容だが、イスラエルは和平案受け入れに難色を示している。

(2007年7月9日13時5分  読売新聞)

アラブ連盟:16日にもイスラエル初訪問 首相らと会談(毎日電子版)

 【エルサレム前田英司】アラブ連盟(22カ国・機構)の代表団が16日にも、イスラエルを初めて訪問してオルメルト首相らと会談する。停滞する中東和平交渉の進展を目指すことが最大の目的だが、イスラム原理主義組織ハマスの武力行使でパレスチナ自治政府が分裂状態に陥る中、イスラエルとパレスチナの関係をどう再生していくかが協議の焦点になるとみられる。ライス米国務長官も同時期にこの地域を訪問する予定で、閉塞(へいそく)状態の打開に向けた外交上の駆け引きが活発化してきた。

 イスラエルを訪問するのは、アラブ連盟加盟国のうちイスラエルと平和条約を締結しているエジプト、ヨルダンの両外相。同連盟は1945年、アラブ諸国の主権擁護と相互協力を目的に設立された組織で、イスラエルとは「敵対関係」にある。しかし、イランの核開発に対する脅威などから穏健アラブ諸国との連携を模索するイスラエル側と、イスラム過激思想の台頭を警戒する連盟側の「利害」が一致。5月にはイスラエルのリブニ外相がカイロで両外相と会談するなど、歩み寄りが進んでいた。

 連盟側は、3月にサウジアラビアで開いた首脳会議で再確認した「中東包括和平案」の受け入れをイスラエルに求める方針だ。パレスチナ自治区がハマスに実効支配され、統率力不足を露呈したアッバス議長にとって、イスラエルとの本格的な和平交渉の進展以外、起死回生はないためだ。

 これに対し、イスラエル側は、大枠では同案に前向きな意向を示しながらも、パレスチナ難民のイスラエル領内への帰還権拒否など、細部の根本的な方針は変えていない。また、パレスチナ自治政府の分裂状態は、支持率の低迷に伴い延命に躍起のオルメルト政権にとって「和平のパートナーがいない」と釈明するのに好都合でもあり、和平交渉の進展には消極的な姿勢に終始している。

 イスラエル、アラブ連盟ともに穏健派のアッバス議長を支援する姿勢では一致している。しかしイスラエルがハマスを議長側と明確に区分して孤立化を図る一方、連盟は両派の和解を進めようとしている。「イスラエルに初めてアラブ連盟旗が舞う」(イスラエル外務省)という歴史的な訪問ながら、双方の立場には微妙なズレもあり、成果の行方は不透明だ。

 一方、ライス長官は16日から、この地域を訪れてイスラエル、パレスチナ両首脳と会談する。長官の訪問は3月以来で、ハマスのガザ制圧を受けて、アッバス議長に対する支援策を協議するとみられる。ただ、米国の中東政策にも手詰まり感が否めず、両首脳との協調姿勢をアピールし、米国が積極的に関与していく姿勢を強調する場にとどまる可能性が高い。

 【ことば】 

 ◇中東包括和平案 サウジアラビアのアブドラ皇太子(現国王)が02年2月に提案。イスラエルが67年の第3次中東戦争の全占領地から撤退し、パレスチナ難民問題などを解決することと引き換えに、アラブ諸国がイスラエルとの関係を正常化するという内容。アラブ連盟首脳会議は翌月、和平案を盛り込んだ「ベイルート宣言」を採択。今年3月にはこれを再確認し、イスラエルに受け入れを求める「リヤド宣言」を採択した。

毎日新聞 2007年7月9日 19時46分 (最終更新時間 7月9日 20時02分)

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