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2007年7月 9日 (月)

ドイツ・ブレーメン市で左翼党0→7議席に躍進

 記事をクリップしておきます。最新の世論調査では、新党「左翼」の支持率は14%にもなっているそうです。

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2007年7月7日(土)「しんぶん赤旗」

旧西独部ブレーメン市左翼党
「貧困ストツプ」訴え勝利
失業率13% 新自由主義批判を吸収

 ドイツの左翼党は五月十三日のブレーメン市の市議会選挙で、四年前の得票率1・4%から8・4%に、議席ゼロから七議席に躍進しました。同市は州と同格で、旧西独部の州段階の議会で左翼党が議席を獲得するのは初めて。躍進の背景には、低迷する市の経済状態とそれに活路を示せずにいた社会民主党(SPD)中心の市政に対する市民の批判がありました。

(ブレーメン=中村美弥子写真も)

O→7議席に躍進

 「左翼党が初めて市議会に進出したという事実はとても重要だ」。左翼党のモニク・トレーデル議員は言います。市民の期待を背に社会正義のためにたたかっていきたいと意気込みを語りました。

 ドイツ北部ブレーメン市は約五十五万人の人口を抱え、面積では連邦州で最小です。国際港をもち、国際貿易と造船業で繁栄しました。

 しかし、現在の失業率は旧西独部で最悪の13%。「一ユーロジョブ」(長期失業給付受給者を時給一~二ユーロ〔一ユーロ=約百六十五円〕で公的な労働に従事させる施策)に就いている人の数も西独部で最高となっています。貧困問題が深刻化しています。

 閉塞感広がる十二年にわたり市政を担当してきたのは、現在の中央政府と同じ組み合わせのSPDとキリスト教民主同盟(CDU)の連立政府です。この連立政府の進めた政策について、左翼党ぺーター・エランソン議員は説明します。

 「経済のグローバル化の影響で、安価な船がアジアでつくられるようになり、造船産業が急速に衰退した。ところが、市政府は効果的な手を打たず、病院や介護施設を民営化するなど、新自由主義的な政策を続けた。市の社会福祉構造が破壊され、市全体に閉塞(へいそく)感が広がった」

 左翼党は選挙戦で、貧困対策を前面に押し出しました。社会保険も休暇もない一ユーロジョブの非人間性を告発し、正規雇用の職場を増やしていくと公約しました。経済活性化のために最低賃金制の導入も訴えました。左翼党の政策は市民から歓迎され、SPDの選挙公約にも影響を与えたといいます。

 選挙戦では、インターネットを活用するとともに、街頭にブースを設けて左翼党の政策を訴えました。左翼党の連邦議会議員もブレーメンに応援に入りました。

期待以上の票

 左翼党員として選挙をたたかったアレクサンダー・ユングさんは「8%以上の得票率は期待以上のものだった」と振り返ります。社会問題での訴えが有権者の関心を引き、市民が社会問題の解決を切実に求めていることがよくわかったと言います。「市民は、SPDとCDUの連立政権の継続では問題は解決されないと実感していた」

 左翼党の市議会進出で「市民の声が議会に届くようになる」と期待を語るユングさん。「党を大きくして、さらに多くの市民の声を政治に生かしていきたい」と力を込めました。

 エランソン議員も、「市政を変えたいという有権者の思いを受け止め、.社会正義に根差した政策を実現したい。可能な限り改革を進めていきたい」との思いを語りました。

 市議会選挙で、連立与党のSPD(得票率前回比5・5ポイント減の36・8%)とCDU(同4・1ポイント減の25・7%)はともに議席を減らしました。第一党を維持したSPDはCDUとの連立を解消し、過去最高の16・4%(同3・6ポイント増)の得票をあげた緑の党と連立を組むことを決めました。

 エランソン、トレーデル両議員は、左翼党が他の旧西独部の州議会にも進出を果たす足がかりをつくったと、ブレーメン市での成果を強調しました。

2組織が集中

 左翼党の前身である民主的社会主義党(PDS)と「労働と社会的公正のための選挙代案」(WASG)はこの選挙の後の六月半ば、連邦レベルで正式に組織を合同し、新党「左翼」を誕生させました。ドイツ統一後、初めてSPDより政治的に左に位置すると自ら規定する全国規模の政党が生まれました。同市のPDSとWASGの組織は一年半もの間、党合同をめぐって議論を続けました。今回の市議選では、左翼党として、二つの組織の力を一つに集中させて臨みました。

左翼党

 旧東独政権党、社会主義統一党(SED)の後継政党である民主的社会主義党(PDS)が、二〇〇五年九月の連邦議会選挙で「労働と社会的公正のための選挙代案」(WASG)と統一名簿をつくるにあたって改称した政党です。旧東独部に基盤を持ちます。WASGは社会民主党(SPD)の元党員や労働組合活動家を中心に組織された政党で旧西独部が中心でした。左翼党PDSはこの連邦議会選挙で8・7%を得票、五十四議席を獲得しました。両党は六月十六日、合同し、新政党「左翼」を発足させました。『シュテルン』誌の最新世論調査結果では、「左翼」支持率は14%で、連邦議会最大野党、自由民主党(FDP)の支持率10%を抜きました。

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コメント

ドイツの Die Linkeの記事など、なかなか大マスコミに
紹介されていないので、この記事は参考になりました。

大手マスコミは、相変わらず、記事にバイアスがかかって
いますね。。。。

総選挙での Die Linkeの躍進をみると、にほんでも、JCP
に頑張ってもらわないと。。。

それには、JCPももっと柔軟にならないと。
新宿のJCPはわりと柔軟なので、支持率は高いですが。

 bluestoneさん、コメントをありがとうございます。最近全然記事を書いてないので気が引けます。

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