自衛隊の国民監視中止を、ペンクラブが声明
2007年6月16日(土)「しんぶん赤旗」
日本を代表する文筆家団体である日本ペンクラブ(阿刀田高会長、会員約二千人)は十五日の理事会で、自衛隊の監視活動に抗議し直ちに中止を求める声明を発表しました。全文は次のとおりです。
日本ペンクラブは、このたび明らかになった自衛隊の監視活動に対して強く抗議する。
私たち表現者がとりわけ問題とする点は、明らかになったリストによると、新聞・放送記者、フリーライター、写真家などの正当かつ日常的な取材活動が、「反自衛隊活動」と認定され監視の対象とされていることである。これは明らかに、取材行為の直接的及び将来にわたっての間接的検閲行為に他ならない。
したがって、自衛隊の行う一連の監視活動は、憲法の保障する表現の自由あるいは思想の自由を侵害する行為である。日本ペンクラブは、政府及び防衛省に対し、ただちにこの種の活動を中止することを求める。
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