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2007年6月26日 (火)

北朝鮮、初期段階措置履行へ―別れる評価

 評価が交錯してます。記事をクリップしておきます。

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2007年6月26日(火)「しんぶん赤旗」

送金解決合意履行へ
核問題きょう協議 北朝鮮が宣言

 【ソウル=時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省スポークスマンは二十五日、マカオの金融機関バンコ・デルタ・アジア(BDA)に凍結されていた資金について、「われわれの要求通り送金されたことで、凍結資金問題が解決した」と宣言しました。その上で、「『行動対行動』の原則に従い、(二月の)六力国協議合意の履行に入るだろう」と主張しました。朝鮮通信(東京)が伝えました。

 同スポークスマンは合意履行に向けた動きの一環として、国際原子力機関(IAEA)の実務代表団と平壌で二十六日から核施設の稼働停止や監視・検証をめぐる協議を行うと表明しました。

 送金された資金の使途に関しては「計画通り人民生活の向上と人道主義的な目的に使う」と述べました。さらに、「凍結資金問題を重視したのは金が多いためではなく、それがわれわれに対する敵視政策の集中的表現だったからだ」と強調しました。

2007年6月26日(火)「しんぶん赤旗」

初期措置履行が6力国協議条件
塩崎官房長官

 塩崎恭久官房長官は二十五日の記者会見で、北朝鮮の核問題をめぐる六力国協議の外相会合について、「北朝鮮が初期段階の措置をきちんと履行するのを見極めていくのがわれわれのやるべき仕事だ。六力国協議も、六力国の閣僚会合も、初期段階の履行が担保されなければ開催するのはどうか」と述べました。

 六力国外相会合に関しては、先に北朝鮮を訪問したヒル米国務次官補が七月末の開催に意欲を示しています。塩崎長官の発言は、初期段階措置の履行の確認が前提になるとして、慎重な姿勢を示したものです。

 同長官はまた、ヒル次官補と北朝鮮側との拉致問題をめぐる協議について「北朝鮮も解決に取り組む必要性はよく理解したと聞いている」と評価。その上で「日朝協議の再開は、初期段階措置にも書いてある。当然やってもらわなければならない」と強調しました。

2007年6月26日(火)「しんぶん赤旗」

IAEA、きょう訪朝
事務次長ら核施設停止協議へ

 【北京=時事】北朝鮮を訪問する国際原子力機関(IAEA)実務代表団の団長、ハイノネン事務次長(査察担当)は二十五日午前、経由地の北京に到着しました。アジア担当のチトンボ査察部長らメンバー三人と北京で合流し、二十六日に平壌入りする予定。

 三十日までの滞在中、二月の六力国協議で初期段階措置として合意された核施設の稼働停止・封印と監視・検証の手順などについて北朝鮮側と協議します。

 ハイノネン次長は北京空港で記者団に対し、北朝鮮の協力を「楽観している」と指摘。検証対象となる寧辺の核施設視察についても「招かれれば行く」と意欲を示しました。

また、核施設停止・封印に要する時間に関しては、「彼らがどれだけ準備しているかによる」と述べました。

2007年6月26日(火)「しんぶん赤旗」

「北」履行表明は前向きシグナル
米国務長官が歓迎

 【パリ=AFP時事】ライス米国務長官は二十四日、北朝鮮が核施設の稼働停止など六力国協議の合意履行に向けた意思を表明したことを「前向きなシグナル」と歓迎しました。スーダン西部ダルフール紛争に関する国際会議に出席するため、パリを訪れた際、記者団に語りました。

 ライス長官はその上で、米国は北朝鮮が寧辺の原子炉稼働を速やかに停止することを期待していると述べました。

2007年6月26日(火)「しんぶん赤旗」

「譲歩やめよ」
米紙が主張

 【ワシントン=時事】二十四日付の米紙ワシントン・ポストは社説で、二月の六力国協議での合意以来、米政府は北朝鮮の核放棄に向けた初期段階措置履行を促すため譲歩を重ねてきたが、「(これ以上の)一方的な譲歩はやめるべきだ」と主張しました。

 社説は、マカオの金融機関バンコ・デルタ・アジア(BDA)で凍結されていた北朝鮮資金の送金で米国の中央銀行を経由させたことや、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)の訪朝などを挙げ、米側が譲歩を続けてきたと批判しました。

 その上で、北朝鮮の核放棄の約束が真剣なものかどうかをブッシュ政権が探ろうとしているのは「正しい」としつつ、これまでのところ譲歩したのは米側だけで、北朝鮮からは何も得ていないと強調しています。

社説 ヒル訪朝は誤解を増幅しなかったか(日経新聞 2007.06.24)

 北朝鮮に関する6カ国協議の米首席代表のヒル国務次官補が訪朝を終え、韓国、日本の順に歴訪して内容を説明した。2カ月以上遅れながらも、北朝鮮が寧辺(ニョンビョン)の核施設停止など6カ国協議の2月の合意の「完全に履行する意思」を確認し、核施設の「無能力化」も順守する準備があると述べたとされるが、北朝鮮自身による具体的行動を見るまで判断を留保したい。

 マカオのバンコ・デルタ・アジア(BDA)の北朝鮮資金の送金問題を理由にした初期段階措置の遅れに業を煮やしたヒル氏は、解決のめどが立ったと見て押っ取り刀で平壌を訪れた。2月の合意を実行せよと迫ったのだろうが、北朝鮮は米政府高官がひざを屈してお願いにやってきたと「誤解」したろう。「われわれはみなあなたを待っていた」と李根外務省米州局長がほほ笑みながら空港で迎えた写真は象徴的である。

 2月合意には抜け穴があるが、履行されれば、一歩前進ではある。しかし北朝鮮は合意になかったBDA問題の解決を一方的に初期段階措置の条件とした。米政府は自国の中央銀行を関与させる異例の措置をとり受け入れた。そしてヒル訪朝である。クリントン政権末期のオルブライト国務長官の訪朝を連想させる。

 当時、話題になったクリントン大統領の訪朝は、大統領選でのブッシュ勝利で消えたが、ブッシュ政権は批判していたクリントン政権のわだちを踏もうとしているようにも見える。北朝鮮がいったん表明した国際原子力機関(IAEA)の代表団の26日受け入れを保留してみせたのは、またも時間稼ぎだろうか。

 朝鮮半島の非核化には時間がかかるとヒル氏は語る。北朝鮮の時間稼ぎを前提にした現実論である。切迫感のなさは、核を外交カードとしてもてあそぶ北朝鮮の脅威に対する危機感を欠く融和主義に通じる。空文になった1994年の核を巡る枠組み合意と二重写しにもなる。それにほくそ笑むのは金正日氏である。

 麻生太郎外相は、ヒル訪朝に関し「焦って足元を見られるほどばかばかしい話はない。安易に譲ってもらいたくない」と述べた。これまで米国の立場を公式には支持してきた外相が記者会見の場で、融和路線に懸念を示した。

 私たちも懸念を共有する。6カ国協議の目的は協議の開催それ自体ではない。そこで北朝鮮の核、ミサイル、拉致問題を解決する点にある。そのために何が必要かを考えるのは交渉実務を担当する外交官の仕事ではない。政治家の責任である。

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