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2007年4月29日 (日)

安倍・ブッシュ日米首脳会談―4.集団的自衛権

 しんぶん赤旗の論評を引用します。集団的自衛権の問題が「アメリカの戦争への本格的な軍事参加」の問題であることをとらえた正確な認識を持っています。

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2007年4月29日(日)「しんぶん赤旗」

日米首脳会談

 ブッシュ米大統領と安倍晋三首相は二十七日おこなった首脳会談で「かけがえのない日米同盟」を確認しました。イラク戦争、日本の集団的自衛権行使、「従軍慰安婦」問題…。今後の日米同盟は世界と日本をどこに導こうとしているのか。(小泉大介、坂口明、竹下岳)

「米国とともに」の先は・・・

集団的自衛権行使
米側の要求で一気に

 安倍首相は首脳会談で、「戦後レジーム(体制)の脱却をめざす」として、集団的自衛権行使の容認に向け「研究」する有識者懇談会を訪米前に設置したと胸を張りました。ブッシュ大統領も強い支持を表明しました。

 安倍首相が、懇談会に指示した研究課題は―

 ①米国に向け発射された弾道ミサイルを自衛隊のミサイル防衛(MD)システムで迎撃する

 ②公海上で来軍などの艦船への攻撃に自衛隊が反撃する

 ③「イラク復興支援」のような活動で、一緒に行動する他国軍が攻撃された場合に自衛隊が応戦する

 ④自衛隊が外国軍隊を武器輸送などで後方支援する

 これらの四類型が、政府の憲法解釈でさえ禁じてきた集団的自衛権の行使にあたるかどうかというものです。

 従来の政府解釈で認められなかったものを、安倍首相が大統領に公然と語ったことは重大です。その背景には、米側の強い要求があります。

 前米国務副長官のアーミテージ氏は、『文芸春秋』(二〇〇四年七月号)で当時自民党幹事長の安倍氏と対談し、こう迫りました。

 「米国艦隊と行動を共にしていた自衛隊の船がどこかで攻撃を受けた場合、我々は自分たちへの攻撃とみなし、必ず助けに行くが、米国の艦隊が航行中に攻撃を受けた場合、自衛隊はすぐ側にいても援護することはできない」「もしあなたが(イラクの)サマワで攻撃を受けたら、米軍が助けにいくことを私が保障する。でも、逆の場合は、同じことができるか」

 安倍氏は、「安全保障についての議論を、具体的な政策論に移さなければならない」と前向きにこたえました。

 アーミテージ氏はその後、「アメリカと対等な同盟パートナー同士として共同活動をするには、日本も他の諸国同様、集団的自衛権を行使できる状態に」(『Voice』〇六年九月号)と念押し。首相に就任した安倍氏は、改憲に向け一気に突き進みます。

 一連の経過と、今回の首脳会談の表明を見れば、安倍首相の狙いが、集団的自衛権行使により、米国のイラク型の先制攻撃戦争に参加することであり、そこに、「かけがえのない日米同盟」の正体があることは明らかです。

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