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2007年3月 4日 (日)

BS特集「元教育大臣オッリペッカ・ヘイノネン-フィンランド学力世界一の秘密」

 先月の12日、NHKのBS1でBS特集『未来への提言』シリーズの1つとして、OECD調査で学力世界一の結果を出したフィンランドの元教育相オッリペッカ・ヘイノネン氏のインタビューが放送されました。

 フィンランドの教育改革は、10数年前(1990年代初め)、人口500万のこの小国で失業率20%超という深刻な事態に直面し、国の立て直しとして着手されました。フィンランドはこの教育改革を基本として今では世界トップクラスの経済力を誇るそうです。番組の中ではこの教育改革のポイントとして、(1)地方自治体・学校という現場へ裁量権を委譲すること、(2)教育改革には教師との連携が不可欠、(3)考える力の育成が教育改革の目的、(4)教育の機会の平等がなければ教育の質の向上は不可能、といったことが語られました。

 一方我が国では、昨年安倍政権が成立してから、教育基本法の強行採決による改悪を皮切りに「教育改革」なるものが進行していますが、結局は競争させれば人間の能力は向上するという考え方が基本となり、強力な国家管理の下で生徒・教師・学校を徹底的に競争させようとしています。

 しかし、この考え方・やり方は既にイギリスで実行され誤りであることが実証済みのもの(2006年11月16日の記事参照)。

 外国の例に習うなら、失敗したイギリスの例ではなくて、大きな成功を収めたフィンランドの例に習うべきなのは、子供でも分かることだと思います。安倍内閣はとびきりの愚か者をかき集めたと言わざるを得ません。残念です。

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