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2007年3月 6日 (火)

第5・浅野史郎氏や民主党では東京都政は絶対に変わらない

 ネットでたまたま興味深いブログ記事を見つけました。必ずしも僕と同じ考え方をしているわけではないと思いますが、その誠実さ・真面目さと情報内容がとても有益だと思ったので、ここにリンクしておきたいと思います。

 また、先日の記者会見(3月2日の記事に引用)で浅野史郎県知事時代の宮城県政を批判した志位和夫委員長ですが、既に2003年2月に批判してました。これも以下にリンクしておきます(「続きを読む」に全文引用)。

2003年2月23日の仙台市での志位委員長の演説

 さてブログの方ですが、1つは、綿井健陽(わたい・たけはる)さんが書いている「綿井健陽のチクチクPRESS」というブログの以下の記事。なお、この綿井さんの記事にはTBさせてもらいました。

3月3日「石原ファミリー」

 実は、この綿井さんを僕が知ったのは、去年の年末30日に放送されたNHK教育テレビのETV特集「2006年夏 戦場からの報告~レバノン・パレスチナ」で綿井さんの撮ったビデオが紹介され、かつご本人が出演していたから。この番組も非常に良かったのでこのブログで紹介したいと思っていたのですが、メモを取ったものの紹介できないままもう3月になってしまいました。機会があればそのうち。

 もう1つは、「アフガン・イラク・北朝鮮と日本」というブログの以下の記事。この3月4日の記事にもTBを送らせてもらいました。

3月4日「浅野候補の新自由主義者としての本質を踏まえた上で」

2月28日「先に出馬表明した人に降りろと言うのは非常識」

昨年12月4日「『東京の金正日』を倒せ!」

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 志位委員長の演説は、具体的で有益ですから、以下の「続きを読む」のところにそのものを引用しておきます。

2003年3月8日付「しんぶん赤旗」東北版に掲載

〔HP限定〕

日本共産党の大躍進で暮らし守る地方自治の流れおこそう

宮城・仙台市 志位委員長の演説から(2003年2月23日)

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 日本共産党の志位和夫委員長は二十三日、仙台市の宮城県スポーツセンターで開かれた大演説会で、平和と外交、暮らしと経済、宮城県の地方政治にわたって縦横に語りました。このうち宮城県政について述べた部分を紹介します。

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 次に地方政治の問題についてです。私はいま、全国行脚をやっていますが、あちこちで新しい変化に出合います。わたしの実感でいいますと、地方政治の分野では、自民党はもう立ち行かなくなっています。希望ある変化がおこっています。長野の田中県政、徳島の大田民主県政、高知の橋本県政など、あちこちで変化がおこっている。

東北でも希望ある変化が・・・

 東北でもめざましい変化があります。昨年から今年にかけて、秋田県の湯沢市、福島県の霊山町、岩手県の陸前高田市で、つぎつぎと共産党員の市長さん、町長さんが誕生しています。保守の方々と共産党との共同で、新しい政治をつくろうという流れです。

 そして成果もあがっています。たとえば秋田の湯沢市では、共産党員の鈴木さんが市長になりました。

 まだ一年もたたないのに、介護保険利用料の半額の減免をやっています。国保料の引き下げもやっています。財源はどうしているんですかと聞きました。そうしましたら、「財源はその気になれば出てくるものなんです」と。(笑い)

国保税下げ、よく考えられた案がすぐでてきた

 たとえば、介護保険の利用料の減免は、市長報酬を三割カットして、市長交際費を半分にして、黒塗り公用車をやめただけで出てきたというんです。その気になれば、出てくるんですね。「国保税を下げたのは大変だったでしょう」と聞きました。こっちはもっとお金がかかったはずで、どうしたんですかと聞きました。そうしますと、「たしかにこれは大変だと思って、公約には入れなかった」と言うんです。しかし、市長になってみたら、やはり要望が強いので、福祉局長さんに、「なんとかならないものか」と言ったところ、すぐに、「市長、この案でやってください」と持ってきたと言うんです。よく考えられた案で、ちゃんと下げられるんです。ちゃんとつくってあったんですね。福祉局も窓口で、いろんな応対をやるわけです。滞納世帯からの国保証の取り上げなんかやりたくないんです。何とかしたいと思っていた。しかし、市長が悪いからなんともならなかった。共産党員の市長になったらすぐに案を持ってくる。ずいぶん希望のある話じゃありませんか(拍手)。

 保守の方々を含めた無党派の方々と共産党とが力を合わせたら、政治を変えられる。これがいま、全国でおこっていることですから、これを宮城でも大いにおこそうじゃないかということを、心から訴えたいと思うものであります。(拍手)

浅野県政――政党の推薦は受けていないが、自民党より自民党型

巨大開発病――船のこない港に3190億円

 宮城の県政はどうか。浅野県政が三期目です。この知事さんは政党の推薦を受けていないんですが、やっている政治の中身をみますと、自民党より自民党型なんです。県議会でも自民党、公明党をはじめ、共産党以外のすべての政党が事実上のオール与党です。宮城の県政には、二つの大きな問題があります。

 第一は、自治体の「開発会社化」、巨大開発病です。たとえば、石巻港の整備事業の実態を聞いて驚きました。一九八九年に事業計画がつくられて進行中の事業ですが、計画がすごいんです。大水深のふ頭六つを含め十二ものふ頭をつくる。四千三百メートルもの巨大防波堤をつくる。ふ頭用地、工業用地として三百四ヘクタールを埋め立てる。総事業費は三千百九十億円。途方もない計画です。

 この石巻港の整備計画にすでに千五百億円が投入されて、水深十三メートルの新しいふ頭が九八年に使用開始になり、防波堤は九百メートルまでつくったそうです。新しいふ頭をつくった理由は、「四万トンクラスの大型貨物船のためのもの」ということでした。ところが船が来ない。九八年は三隻、九九年は九隻、二〇〇〇年は二隻、二〇〇一年はゼロ隻(笑い)。二〇〇二年は突如、九十三隻。

 そこで県議団が利用状況の資料を取り寄せてみましたら、この九十三隻のうち八十三隻は、港の埋め立て工事のための船だったそうです(笑い)。ともかくも、港をつくった理由だったはずの四万トンクラスの船は、九八年の利用開始以来、ただの一隻も入港していない。こうした大破たんが試されずみなのに、やめようとしないんです。破たんを突き付けられて県も動揺している。しかし、見直す勇気がないんです。九百メートルまでつくった防波堤を、ともかく二千三百メートルまで延ばしてほしい。なにがなんでも延ばしてほしい。これに固執しているんです。しかし、防波堤といったって立派なものですから、一メートルで三千二百万円です。残り千四百メートルをやると防波堤だけで四百四十八億円かかる。なんのために防波堤を延ばすのかと県議団が追及しますと、「港の波を静めるためだ」と(笑い)。波が静まれば船が来ると言っているそうであります。船が来ないのは、波が荒いからではありません。需要がないからです。ここがわからないで、これを続けるというのは、本当に愚かなやり方です。いまからでも見直し中止、この四百四十八億円もの税金を海に投げるのはやめさせようという声を、共産党への一票で示していただきたいと思います。よろしくお願いします。(拍手)

アクセス鉄道と、くりはら田園鉄道、ここにも「逆立ち」政治が

 それから、仙台空港とJR名取駅とを結ぶアクセス鉄道というのも無謀な計画だと思います。県、市、民間でつくる第三セクターでやっている事業ですが、関連事業が大変たくさんあって、それを含めると総投資額は、一千二百億円以上です。今年着工で二〇〇六年開業予定だそうです。これも需要、採算の見通しはありません。

 この計画によりますと、仙台空港の利用客数は、二〇〇一年度で三百二十四万人なのが、二〇〇六年度の鉄道開業時には四百九十五万人と、利用客が一・五倍になると見込まれています。しかし、この五年間の空港の利用客は頭打ち、横ばいなんです。アクセス鉄道をつくったらどうして一・五倍になるのか(笑い)。これも説明がつかない話です。空港利用客だけでは、アクセス鉄道の採算があわないので、地域の利用者が三千八百人生まれるという見込みをやっています。しかし、調べてみましたら、予定沿線の人口は三百人しかいない。人口がどうして三年間で十三倍になるんでしょうか(笑い)。県議団の試算によりますと、開業年度には七億円の赤字になる。第三セクターというのは、こわいんです。赤字ができて返せなくなったら税金で穴埋めするんです。七億円は、みなさんの税金ということになる。

 こういうことを一方でやりながら、くりはら田園鉄道への補助金をカットするという話を聞きました。県北部の鶯沢町と石越町を結ぶ第三セクターの鉄道ですが、年間三千八百万円の補助金が県からでていた。これを打ちきる計画だそうです。こっちのほうは、二十二万五千人が現に利用しているんです。栗駒町長さんは、昨年六月の議会での所信表明のなかで、岩ケ崎高校や鶯沢工業高校に通学する生徒さんなど、「くりでん」が地元の人びとの足として重要な役割を果たしていると訴えて、存続を求めました。みなさん、県民の足として使われる見通しのない事業に巨額なお金をあてる、現に使われている住民にとってなくてはならない足を断ち切る。これも「逆立ち」政治というほかないのではないでしょうか。

 全国でまん延しているゼネコン病、巨大開発病には特徴があります。住民のみなさんの必要があるから事業をやるんじゃないのです。“事業をやれば需要がおこるだろう”という、すべてが「逆立ち」で出発します。港を掘れば船が来るだろう、アクセス鉄道をつくれば客が増えるだろう、こういうふうにすべてが「逆立ち」している。ところがそうはならないということが、全国で証明されている。この「逆立ち」政治をただす力を持っているのは、日本共産党であります。よろしくお願いします。(拍手)

自治体を営利企業化 福祉費は東北最低

 第二の大きな問題として、自治体の本業である福祉と暮らしはどうなっているのか。こっちは自治体を「営利企業」のようにしてしまうひどい政治がやられています。

 総務省が出している『統計でみる県のすがた』という行政水準の比較があります。私は、東北六県の比較をしてみました。そうしますと、宮城県は一人当たりの住民税は、六県中一位です。みなさんは一番税金を払っていらっしゃる。これは、ぜひ覚えておきたいことです。ところが一人当たりの民生費、つまり福祉費は六位、最下位です。教育費も六位衛生費も六位、つまり巨大開発病のしわ寄せがここにきているんです。

 東北六県最下位の予算を中身で見てみますと、いくつか具体的な姿がでてきます。たとえば、特別養護老人ホームの待機者が五千六百七十八人にも及ぶと聞きました。介護保険がスタートした二〇〇〇年三月には一千百三十七人でしたから、三年間で五倍になったことになります。なんでどんどん増えるかといいますと、やっぱり県の姿勢に問題があります。高齢者の人口に対する介護の三つの施設の定員の率は、全国四十一位なんです。これは、国が基準を決めています。お年寄り百人当たり三・四人分の施設をつくらなくてはいけないという3.4%という標準を決めています。ところが、宮城県は目標そのものが3.0%なんです。私は国会で、3.4%をやったとしても待機者は解消されない、こんな標準を取り外して必要なだけつくらなければいけないと提起したことがあります。しかし、その全国水準よりも目標が下なんです。

 浅野知事さんは、「介護は在宅が基本」だとブレーキをかけているそうです。話がちがうじゃありませんか。介護保険がつくられたときには、「在宅でも施設でもサービスを選べるのが介護保険だ」というのが公約だったじゃありませんか。それが在宅のほうはどうなっているかというと、利用料が重すぎて支えきれない、そこで施設に行こうとするといっぱいで入れない、在宅も施設もだめになっている。保険料だけ上げるというのは、詐欺同然じゃありませんか。私は、利用料の軽減、施設の整備、保険料の値上げの中止、減免制度の確立に本気になって取り組まなければいけないと思います。(笑い)

国保証とりあげ。ずいぶん冷たい

 それから国保証の取り上げも、ずいぶん冷たいやり方をやっています。国保の料金が高すぎて払えない、払えない世帯から取り上げる、短期保険証が七千五百八世帯、資格証明書が九百四十七世帯。この一年間で資格証明書は二十六倍です。資格証明書というのは、窓口で全額医療費を払わなければなりません。病院に行くなということにひとしいやり方です。これが二十六倍です。県は国の言いなりで、市町村に取り上げをさせてきたのです。

 高すぎる国保料の方の手当は、県としてまじめにやりません。市町村国保会計への県からの繰り入れは、一人当たりたったの二百三十七円。全国平均七百四十九円の三分の一です。ここにこそ手厚い財政が必要じゃないでしょうか。(拍手)

ムダな防波堤の二十メートル分で35人学級が

 それから、少人数学級をやろうとしない三十人学級をやろうとしない。全国で二〇〇二年度には二十二道県一政令市で少人数学級がはじまっています。東北六県をみましても青森、山形、秋田、福島で踏み出しています。宮城の県政は、財政難を理由にやろうとしない。しかし、三十人学級に踏み出すのに必要な予算は、十四億五千万円です。三十五人学級だったら六億円です。さっきの石巻港の防波堤を思い出してください。一メートル三千二百万円といいました。六億円というとたったの二十メートル分じゃありませんか。二十メートルをつくるのか、それとも三十五人学級にまず六億円使うのか、どっちを優先させるのかは、明りょうではないですか。(拍手)

 もうひとつ言いますと、「財政再建推進プログラム」というのも、ひどいものが出ていると思いました。二〇〇一年十月に策定したものですが、二〇〇五年までに一千二百七十件もの県独自の事業の廃止・縮小をやる。とくにみなさんの怒りが広がっているとうかがったのは、昨年十月から乳幼児、障害者、母子父子家庭児童への入院給食費助成が廃止されたことです。これで月約二万円の負担増になる。これにかかる費用は三億円です。ここでも財政が大変だからと言い訳していますが、三億円といえば防波堤にすれば十メートルです(どよめき)。他県でも有料だからと言っているそうですが、全国の半数以上は自治体で無料にしているんです。見習うのなら、こっちの方を見習うべきだと考えますがいかがでしょうか。(拍手)

党県議団の値打ちが光っている

 みなさん、巨大開発に熱中する、福祉や暮らしの仕事は手抜きする、この逆立ち政治に真正面から立ち向かって、みなさんの声を県政に届けてきたのが日本共産党県議団です。前回一名から三名に躍進し、大きな仕事をやってきました。とくに巨大開発のムダづかいに正面から切り込める党は、日本共産党しかありません。四年前の選挙では、仙台港の拡張工事と石巻港の整備の二つの港が問題になっていました。しかし、仙台港の拡張のほうは、凍結に追い込んだじゃありませんか(拍手)。今度は石巻港のムダづかいをやめさせるところまでいこうじゃありませんか。(拍手)

 暮らしを守るという点でも、みなさんの運動がバックにありますから、乳幼児医療費は二〇〇二年度から、入院については無料化が就学前まで拡充されました。この運動は、県民のみなさん、新婦人のみなさん、さまざまなお医者さんの団体のみなさん、一九七二年以来、みなさんが取り組んでこられた、そしてずっと広げてきた、とうとう入院は就学前までいきました。県民とともにいっかんして取り組んできた日本共産党の値打ちが光っています。

 日本共産党の県議団と市町村のすべての議員を、今度のいっせい地方選挙で大躍進させていただいて、自治体らしい自治体の本当の姿を取り戻そうではございませんか。お願いいたします。(大きな拍手)

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政治4(東京都1)」カテゴリの記事

コメント

 志位さんの2003年の演説に対する批判をこちらの掲示板にアップしたのでご笑覧ください。
http://8243.teacup.com/tamo2/bbs

投稿: 焚火派GALゲー戦線 | 2007年3月31日 (土) 21時17分

 焚火派GALゲー戦線さん、初めまして。掲示板の投稿文読ませていただきました。

 焚火派GALゲー戦線さんが書かれているのは、くりでんは輸送密度が低いので地域の重要な足になっているという事実はなく、従って廃止されてもやむを得ない。他方、仙台空港鉄道は、利用人数がくりでんと桁違いに多いだろうし、モータリゼーションに対する歯止めになるので、その建設は妥当だ、というものですね。

 しかし、志位演説にも焚火派GALゲー戦線さんの挙げられる資料にも、くりでんは輸送密度は低いものの現に225,000人の利用者がいることが書かれています。さらに、栗駒町長さん自身が、地元の人びとの足として重要な役割を果たしていると訴えて、存続を求めているそうです。すなわち地域の重要な足になっているという事実はあります。そのために必要な費用は、年間3,800万円です。

 他方、仙台空港鉄道の方は、よくあることですが、根拠のない甘い需要・採算の見通しの上に計画されています。つまり地域の重要な足になっているという事実がないことはもとより、そうなる見通しもありません。必要なお金は、総投資額1,200億円の上に、初年度7億円と見込まれる赤字の負担です。くりでんの存続に必要な費用とはまさに桁違いです。

 現に使われ住民に必要とされている鉄道に対してはわずか3,800万円のお金を削り、県民の足として使われる見通しのない鉄道には、1,200億円のお金を出し、かつ毎年7億円の赤字を負担する、ということを、「逆立ち」と評するのは、当たり前のことだと思います。

 焚火派GALゲー戦線さんは、投稿文において上記志位演説を「駄弁」とされていますが、全く根拠のない評価であり、むしろ、この演説にある見方・考え方は地方自治体のとるべき政策を考える場合に大いに参考にされるべき「お手本」だと思います。

投稿: saru | 2007年4月 1日 (日) 22時11分

 どうもレスありがとうございます。 ただ、私自身は仙台空港アクセスへの公費投入自体が本当に必要かということはお断りしているかと思います。
 なぜ、志位氏の言は御都合主義かというのはさらにあの掲示板に続きをアップしています。
 一部こちらにもアップします。

投稿: 焚火派GALゲー戦線 | 2007年4月 1日 (日) 22時35分

志位氏の発言については 投稿者:焚火派GALゲー戦線 投稿日: 4月 1日(日)22時02分48秒
http://www.shii.gr.jp/pol/2003/2003_02/2003_0223_01.html
こちらを再掲します。

>30年間廃止になった鉄道はない。

さすがに志位氏でもそんな発言はしていません。

ただ、特に地方では公共交通に逆風なだけでなく、行政や住民の多数派が支援に消極的な時勢です。
 くりでんのように旧国鉄の廃止基準の1/8の乗車密度でも今日まで延命できたのは本当に奇跡的なことで、むしろ沿線の自治体と宮城県が1995年の当時前例のなかった「私鉄出身の第三セクター」として今日まで残してくれた(最大の貢献者は住民=多くは自分の足でなくともランドマークとして愛していた=と社員たちではあるが)と思っています。
 県からの年3,800万の補助金は2003年に打ち切りが発表されてから、逓減されながらも最後の年まであったのですから。(というか、補助金が無くなる最後のときに運行を打ち切った。 何でも2006年度は葬式に駆けつけたファンの乗車で黒字になり、補助金を返上する見込みだとか。 なんとも皮肉なもの。)
 志位氏の言で「問題」と思ったのは、「生活切捨て」の典型例としてくりでん切捨てを出したこと。 上記のような鉄道に税金を投入すること自体が全国的に見れば住民多数の支持を得られないからこそ地方鉄道の廃止が進んでいるのですから。 私にとって無念なことにくりでんよりはるかに乗車密度が高い鉄道に対してさえそうなのだから。(私の下記投稿もご覧ください。)  そんな中で21世紀になってもくりでんに補助を出してきた宮城県はむしろ良くやった方であったと思う。 悲しいことに志位氏は地方では「公共交通に公費を補助する(バスのように少額で目立たない場合を除き、鉄道のように目立つ場合は)」ことが住民の疑いない多数派から嫌悪の情で捕らえられていることに無自覚すぎます。(そういう「住民感情」が正しいかどうかは別にして)
 のと鉄道の大部分が2005年に廃止になる前に住民にとったアンケートでは存続派は3割にも届かず惨敗しました。 それから考えれば、はるかに乗車密度が低いのに4割台後半の支持があったくりでんは大健闘であり、住民にかなり愛されていたと言って良いと思います。(合併前の鹿島鉄道沿線や数年前の秋田内陸鉄道では存続派が多数でしたが、アンケート取ると存続派に不利な結果が出ることの方がずっと多い。 なんか、護憲派が決して国民投票法案に賛成できないのに似ています。)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~rail3655/83281002/
 志位氏は「地方鉄道への税投入」実行が今どれほど大変なのか自覚してほしい。 それが比較的容易に行いえて、くりでんのような路線でも救えるならこの30年間地方交通線はほとんど廃止さずに済んだろうという「私の」意見です。 廃止された路線の大半はくりでんよりは地域の足として乗車密度も高かったのですから。

投稿: 焚火派GALゲー戦線 | 2007年4月 1日 (日) 22時38分

連投失礼します。 要は志位氏の発言への嫌悪は次の一言に尽きると思っていただきたい。
 上記掲示板の別投稿の一部をコピペしたものです。

なお、しつこく書けば私が志位談話に立腹しているのは「くりでんを救えるのが標準的政治家」なら日本でこの30年廃線になった鉄道はほぼないはずなんですから・・・。(「何をお気楽なことを・・・。 そんな物言いで済むなら地方鉄道関係者誰も苦労してませんわ。」)

投稿: 焚火派GALゲー戦線 | 2007年4月 1日 (日) 22時43分

 うわっと、えらく早い反応でびっくり。

 掲示板の方もまた読ませてもらいましたが、こちらへのコピーをありがとうございます。焚火派GALゲー戦線さんが引用された「3655クラブホームページ」のくりでんの部分も覗かせてもらいました。

 で、分かったことは、焚火派GALゲー戦線さんは、要するに「安易な地方鉄道の廃線」に怒っているんですね。そうであるなら、僕も全く賛成です。上記志位演説もその怒りを共有していると思います。

 「3655クラブホームページ」によれば、「くりでん協議会ニュース第3号」(2003年(平成15年)12月25日付)に「宮城県からの補助金減額の詳細」が掲載されており、そこでは、①宮城県が財政負担に耐えられない状況にあること、②くりでんの将来の収支悪化は免れないこと、③施設の老朽化による経費の増加が避けられないことの3点が補助金廃止の理由に挙げられているそうです(http://www5e.biglobe.ne.jp/~rail3655/51692855/)。

 結局ポイントは宮城県が財政負担できないということでしょう。

 ところが、上記志位演説で言えば、仙台空港鉄道に1,200億円、石巻港整備に3,190億円使おうとしているんです。

 宮城県は、財政負担できないのではなく、頑なに財政負担しようとしないだけです。てこでも財政負担する意思がないというわけです。

 だからこそ、地方政治を根本的に良くするためには、税金の使い方を転換することが必要不可欠なのだと思います。無駄な大型開発や大企業誘致には何十億、何百億、何千億という税金を競って投入しながら、くりでんには数千万の金を惜しみ、東京ではわずか年間64万円の障害者への盲導犬のえさ代補助すらも廃止するという大馬鹿者の使い方を、住民の生活・福祉の向上のために使う方向へと転換すべきなのだと思います。

 今回の地方選でもこれが最大の争点だと思います。税金の使い方を改めること、地方自治体がその意思を持つことが、今の地方政治を変えるか否かのポイントとなると思います。今の地方自治体は、金がないのではなく、無駄と浪費に使う意思はあっても、住民の生活と福祉に使う意思がないのです。

 地方鉄道への税金投入が住民自身の支持を得られないという問題も、いろいろ理由はあるでしょうが、1つには地方自治体の財政難がしつこく宣伝されていることが大きいと思います。しかし、その財政難は地方鉄道に税金を投入することによってではなく、上記のような無駄・浪費によるものです。それが隠されている。この点からも、上記志位演説のような真実の暴露と批判は、ポイントを突いたきわめて重要なものだと思います。

 ついでながら、「3655クラブホームページ」では、くりでんが寅さんのロケ地になったことを知りました。寅さんのどの話だったかは忘れたのですが、田んぼの中を1両で走る電車が登場して、それを見たとき「これいいなあ、乗りたいなあ」と思って強く印象に残っていたんです。

投稿: saru | 2007年4月 2日 (月) 00時18分

 「相対的には宮城県は金を出した方」なので、志位氏の物言い(「自分の所以外皆同じ」)に不満を持っているわけなのです。
 例外的な事例である高岡市のように強力な住民運動に突き上げられれば別ですが、今地方では「鉄道救済」に公的支援を主張すればその首長は政治生命を失う例さえあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%9C%A8%E9%89%84%E9%81%93
 三木市が筆頭株主である三木鉄道(旧国鉄三木線を引き継いだ第三セクター。 ここだって、くりでんよりは乗車密度が高い)の存続を唱えた現職に「鉄道廃止」を公約にした新人が勝利しました。(その後の住民アンケートで存続派はわずか11%でしかなかった。 もちろん、現職が負けたのは鉄道問題だけが原因ではないでしょうが。)
 要するに現在「鉄道存続」の主張を貫きえる首長というのは、「例外的に強固な政治基盤」の持ち主にほぼ限られる。(「地方鉄道廃止やむなし論者は皆一緒」であれば大半の政治家が皆一緒になってしまう。)
 また、美濃部革新都政で大規模公共事業たる地下鉄建設が推進され、都電・都バスの職員はかなり首を切られたことがあった。 これなど、くりでんを切って仙台空港への鉄道を作るのとどう質的に異なるのか私には大いに疑問なのである。(共産党の活動家はあまり反対せず、反対したのは新左翼系と「反合理化」の立場で社会主義協会系の活動家が反対した程度であったという。)

投稿: 焚火派GALゲー戦線 | 2007年4月 2日 (月) 19時59分

 なーるほど。地方鉄道を守るのにみんなが下手をすると政治生命を失うほどに頑張っているのに、まだ比較的ましな所でお気楽なことを言うな!というわけですね。

 地方鉄道を守るのに苦労する気持ちを共有している焚火派GALゲー戦線さんからすれば、腹が立つというのも納得できました。

 ただ、志位演説は、住民の必要のあるところに税金を使うべきだと言っているのであって、地方鉄道なんぞ簡単に守れるんだと言っているわけではないですから、勘弁してやってください。

 教えていただいた三木鉄道のことを読んでみると、実態はなかなか複雑なようですね。

 美濃部都政時代の都電廃止の経緯については、僕は何も調べてなくて何も知りませんから、共産党はこうだったということも何も言えません。

 ただ、僕個人の感想としては、都電廃止は誤った政策だったんだろうと思っています。

投稿: saru | 2007年4月 2日 (月) 23時31分

 いささか、感情的な投稿を連投いたしましたことは失礼します。 しかし、発言の問題点を明らかにする必要も感じました。
 志位氏は「年間22万人もが利用している」としています。 これは、密度にすれば旧国鉄の廃止基準の1/8なわけです。 これが鉄道としてはいかに小さな数字であるかは次を見れば実感していただけるかと。
22万÷365日÷2(上下往復分)÷16(駅数)=18.8人
 つまり、1日に1駅あたりで利用は19人弱!(仮に同じ人が行き・帰り利用したのを「2人」と考えても38人弱)
 これで、1日9往復とすれば、1列車で1駅に乗る人数は2人弱! これ、はっきり言って鉄道どころか路線バスでも経営を成り立たせるのは難しいでしょう。(列車が始点から終点まで25.7km走って利用者が30人程度!)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%AF%E3%82%89%E7%94%B0%E5%9C%92%E9%89%84%E9%81%93%E7%B7%9A
 志位氏の発言が痛かったのは「数字をあげて理づめで多人数が利用する地域の足であることを説明しようとした。」ことです。
 上記でわかるかと思いますが、この鉄道は「具体的な数字をあげて、役立っているのかどうかを検証しようとした」ら全く逆効果なのです。
 「地元の足」ではなく、「ランドマーク」あるいは「鉱山で地域が栄えていたときの産業遺産」として愛されていたのですから。
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/rail/1167710988/289
 (なお、くりでんと同日廃止になった鹿島鉄道は保護者の傀儡ではない沿線高校生が自発的に起こした存続運動が盛んであったことで有名。 ここは沿線高校生の足ではあったが、残念ながら保護者や沿線学校の教員の多数派は「鉄道通学は費用が高い」とか「親が送迎できるならその方が安全」ということで親による車送迎かそれができない世帯なら原付通学を望んだ。 一昔前なら「公共交通機関」があるのに原付通学の推進を教員・保護者がするというのは考えられなかったが。
 また、年間を通しては原付通学しにくい秋田内陸縦貫鉄道も株主たる沿線自治体が沿線高校に利用を推奨したが、学校・保護者はスクールバス運行を選択した。)

 最後にくりでんのコアなファンサイトをもうひとつ紹介して終わりにしたいと存じます。 本当にランドマークとして良い鉄道であったことがわかります。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/5935/kuriden.htm

投稿: 焚火派GALゲー戦線 | 2007年4月 4日 (水) 21時07分

 いや、思わぬ角度からのコメントだったので始めびっくりしましたが、思わず勉強になりました。ご紹介のHP、確かにコアでした。楽しませてもらいました(^^)。ありがとうございました。

 僕にも、大学以降、鉄ちゃんな友達が2、3いまして(最近は付き合いが途絶えてますが)、20年前の国鉄の分割・民営化の頃、ああだ、こうだと議論したのを思い出しました。僕自身が鉄ちゃんになったわけではないのですが、東京から愛媛の実家に帰るとき未だに鉄道しか使ったことがないのを周りの友人には笑われております(^^;。

 この国鉄分割・民営化のときも友人と何度も議論になったのですが、鉄道、より広く公共交通のあり方を考える場合、僕個人は、どうしても経営上の数字に主たる重点を絞って考える気になりません。つまり、輸送密度がどんなに低くても、だからといって「地元の足ではない」、「地元の必要性はない」という結論に、直ちにはならないだろうと思うのです。もっといろんな要素を考慮すべきだと、一般論として思っています。そうでないと実態を把握したことにはならないし、あるいは必要性を十分に考慮したことにはならないと思えてしようがないからです。

 これは、地方鉄道の廃止の問題だけではなく、去年あの悪名高き小泉純一郎氏のおかげで大問題になった郵政民営化の問題でも同様に思います。経営上の数字が悪い郵便局を廃止して本当によいのか。年金を受け取るために年寄りに何キロも移動させるようなことで本当によいのか。

 東京でも、都電を廃止して地下鉄を通らせれば本当にそれでよいのか。あるいは地下鉄ができたから従来のバス路線を廃止してよいのか。つまりは、地下鉄さえ網の目のように走っておれば、都電もバスも不要なのか。年寄り、子ども、障害者の移動はそれで保障されるのか。

 そういえば、アメリカでも、ハリケーンによるニューオーリンズの水害のとき、車を持ってない人々が逃げられなくて被害を被ったんじゃなかったでしょうか。

 何かめちゃくちゃ問題を広げてしまいましたが、やはりこういういろんなことを、地域ごとの具体的な実態に即して結論を出すべきで、経営上の数字から結論を出されても、僕個人は納得できないというのが、一般論として正直な気持ちなんですよ。この上、公的に出せるお金にはもちろん限界がありますから、なおさら難しい問題ですね。

投稿: saru | 2007年4月 4日 (水) 22時32分

ぼくちんは、経営上の数字に鈍感な人は信用ならんと思いますけどね。

ぼくちん、ウン十年前に人口数十万人規模と都市で最も適切な公共交通は何かをテーマに頭を悩ませていたことがあるんですが、当時はニュートラムとか、ポートライナーみたいなのが流行っていたんだす。

ところがこれがなかなか採算があわない。全く新しい街ならなんとか赤字が出ても許容範囲かと思えるが、既存の街の中で導入するとものすごく採算が悪くなる。既存道路を拡張しないと路線を作れないから。鉄道も同じというか、もっと採算が悪くなってしまう。

じゃバスならいいのかってなると、それなりに整備されていても多くの人が乗らずにクルマを選ぶから、都市の交通渋滞は全く改善されない。ホント、困りましたよ。

そうしたことやっているとね、志位ちんの言い分なんか全く話にならんわけ。採算無視するならアホでも都市計画や地域のマスタープランとかつくれるわけ(バブルの頃はアホでも作ってたけどね。今は知らんけど)

地域性をよくみて、この地域の旅客輸送は何が適切なのかといった分析、評価なしに、「市民の足」だから維持せよなんて論理は通用しませんというか、さるタンもそこは気がついているね。

でもね。さるタンが納得できるできないなど関係ない。コストと便益の二律背反のバランスをどうとるのか。志位タンは、そこをはっきりしていないから反発されるわけ。

それがわかったら党員の務めは何でしょうね?
ぼくちんならこう言う、「busayo_dicごときに突っ込まれるような内容じゃダメだ。もっとよいブレーンを志位タンに付けなきゃならない」でOKw?

投稿: busayo_dic | 2007年4月10日 (火) 00時58分

仙台空港鉄道が開業1ヶ月を迎えました。 まだ開業1ヶ月なのでご祝儀もあるのでしょうが、今のところ予測どおりの需要で滑り出し上々とのこと。(空港連絡バスの需要を奪ったとのこと。 自家用車を減らせればベストだけれど。 バスより鉄道の方が環境に良いし、空港へのアクセス増強に道路をもう1本作ったりするよりはベターであった。)
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070419t12037.htm(河北新報は会員登録しないと読めないので下記にアップします。)
需要つかみ出発上々 空港アクセス線開業1ヵ月

仙台空港とJR仙台駅を鉄道で結ぶ仙台空港アクセス線は3月18日の開業から1カ月を迎えた。利用者は1日当たり約1万人で、開業前の需要予測を達成している。利用者数はリムジンバスを圧倒したものの、マイカー利用者の取り込みについては、まだ目に見える成果が上がっていないようだ。
 宮城県など出資の第三セクターで、仙台空港―JR名取駅間を経営する仙台空港鉄道(名取市)によると、1日の利用者は4月に入り約1万人で推移。詳細は集計中だが、2万人を超えた日もある開業時の混雑は解消された。
 駅別の1日の乗降客は、周辺が未整備の「美田園」が数百人で、大型商業施設、ダイヤモンドシティ・エアリに直結する「杜せきのした」と「仙台空港」が約5000人ずつとみられる。
 一方、愛子観光バスと東日本急行(いずれも仙台市)の2社が参入した空港リムジンバスは乗客ゼロの時間帯もあり、厳しい滑り出し。今後は、座ってビジネス街に直行できる利点を強調し、需要開拓に努める。
 愛子観光バスの佐藤善一社長は「まだ採算ライン以下だが、徐々に上向いてきた」と長期戦覚悟の構え。東日本急行は栗原、登米市と仙台駅前を結ぶ高速バスとの乗り継ぎ割引や、電子マネー「エディ(Edy)」導入で巻き返しを図る。
 鉄道とバスの競争を遠巻きに見守るのが空港周辺の有料駐車場。ある大手駐車場は「利用客が若干減った印象だが、今はもともと旅行客が減るシーズン。大型連休の客足をみて判断したい」と模様眺めの雰囲気が色濃い。
 空港鉄道の八木功社長は「1カ月だけで成果を論じるのは難しい。今後は沿線開発の進展や、航空利用の伸びに期待したい」と話している。

投稿: 焚火派GALゲー戦線 | 2007年4月19日 (木) 19時41分

 焚火派GALゲー戦線さん、お久しぶりです。しかも、わざわざのご報告をありがとうございます。

 仙台空港鉄道が順調な滑り出しとは嬉しいことです。できた以上は経営が順調にいくに越したことはないと思います。上記志位演説によれば、総投資額は1,200億円ですから、それだけ投資した上に赤字になったのではたまりません。このまま赤字が出ないなら、日本共産党宮城県議団と志位氏の予測ははずれたことになりますが、物ができてしまった以上、はずれた方が好ましい。どうなるのか、僕も頭の片隅に置いておきたいと思います。

投稿: saru | 2007年4月19日 (木) 21時35分

 早速のコメントありがとうございます。 ただし、予測人員乗ってもトータルでみれば鉄道は赤字になりがちではあるのですが。
 たとえ、単年度経常収支が黒字でも減価償却とか建設費集めの際の債券償還費とか考えれば、大都市の通勤路線のようにすし詰めでないとなかなか・・・。(埼玉高速鉄道の元社長で自民から神奈川県知事選に出た杉野氏は「俺は黒字にした」と言ってはいますが、それは恐らく単年度収支のことでしょう。)

投稿: 焚火派GALゲー戦線 | 2007年4月19日 (木) 22時27分

まず、国鉄民営化はNHKで中曽根が発言したように、国労つぶし=総評・社会党つぶしです。

いわゆる中曽根民活は、国鉄貨物からトラック流通業界への下げ渡し、そして国鉄跡地のリクルートへの下げ渡しになり、佐川・リクルートと疑獄事件につながりました。

また円高がアジア迂回輸出に転化し、国内は空洞化しながら、金融国際化と土地バブルによってバブル経済にいきつき破綻してしまいます。

結果は、社会党もつぶれ、バブル経済も破綻したものでした。結局バブル経済もその破綻も政府の経済政策によるものでした。これが公共事業の赤字にも直結していったわけです。

地方自治体の諸問題は、大きくいえは日本の政治経済の矛盾のあらわれということです。

で、浅野について私の直感をのべます。浅野は有事法制に賛成した知事です。イラク戦争も同様です。有事法制は戒厳令ですので、こうした法案を支持した浅野は、改憲後、国が戦争に進めば都民を本格的に戦争動員させる首長になります。

したがって、本質的にいえば、右翼の石原もリベラルな浅野も大差はありません。この意味で共産党が、浅野ではだめだと断言したことは正しいと私は認識しております。また新左翼系の一部が共産党を社民打撃論で批判するのも正確ではないです。いうなら「第二インターの崩壊」でしょう。

投稿: 日本国憲法擁護連合 | 2007年4月20日 (金) 03時34分

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