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2007年2月13日 (火)

中国主席のアフリカ歴訪への論評

 日経と読売から引用します。

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中国・胡主席、アフリカ歴訪
「新植民地主義」批判に配慮
内政に言及、輸入促進強調
(日経新聞 2007.02.12)

 中国の胡錦濤国家主席は11日、アフリカ8力国歴訪を終えて帰国した。今回はスーダンに内戦の早期解決を呼びかけるなど、「人権に問題がある国に無条件で多額の経済援助を提供している」との国際社会からの批判に一定の配慮を示した。

 訪問先はカメルーン、リベリア、スーダン、ザンビア、ナミビア、南アフリカ、モザンビーク、セーシェルの8力国。同主席はザンビアでアフリカ初の「中国経済貿易協力区」設立で合意。各国と経済、資源、教育、福祉など多分野で合計50項目以上の協力協定に署名した。

 最も注目されたのは、中国への有力な原油供給国、スーダンでのダルフール問題に対する対応だ。新華社によると胡主席はバシル大統領との会談で「全面停戦の実現が急務」と表明した。中国要人が外国の内政問題について発言するのは珍しい。

 中国とアフリカ諸国の貿易額は2006年には前年比39.6%増の555億ドル(約6兆6,600億円)に拡大。中国の安価な繊維製品や日用品の流入でアフリカの地場産業は打撃を受けており、中国人を狙った誘拐や傷害事件も相次いでいる。

 このため胡主席は南アフリカのプレトリア大学で「アフリカ諸国からの輸入を増やす措置を継続する」と強調。「中国はアフリカ諸国と同様、列強の侵略を受けた歴史を持つ」と訴え、「新植民地主義」とのイメージ払拭(ふっしょく)に努めた。

(北京=桃井裕理)

紛争解決に向け存在感、中国主席がアフリカ歴訪終了(YOMIURI ONLINE)

 【ヨハネスブルク=角谷志保美】アフリカ8か国を歴訪していた中国の胡錦濤国家主席は10日、12日間の日程を終了した。

 今年最初の外遊先にアフリカを選んだ胡主席は、従来の資源外交から一歩踏み出し、スーダンのダルフール紛争に言及するなど、責任ある大国として存在感の印象づけに努めた。

 しかし、アフリカ側には経済力を背景とした中国との関係強化に「第2の植民地化」を警戒する声も出ている。

 胡主席は7日に南アフリカのプレトリア大学で講演した後の質疑応答で、「中国はダルフール地方が平和と安定に向かうよう、スーダン国内の関係者が努力を続けることを願っている」と述べ、紛争解決を支援する姿勢を改めて強調した。

 今回の訪問で最大の焦点とされたダルフール問題で胡主席は、スーダンのバシル大統領と会談した際、昨年5月の和平協定に調印していない同地方の反政府武装勢力との対話促進や、国連の関与拡大を促したとされる。

 南アフリカの中国研究所のマーティン・デービス所長は「内政不干渉を掲げる中国が欧米のように融資に条件を付けるとは考えにくい」と指摘した上で、訪問を「アフリカで経済関与を強化するだけでなく、責任ある役割を担いたいという姿勢を示した」と評価する。

 中国は昨年11月に北京でアフリカ48か国の首脳を集めた「北京サミット」を開催。今回の訪問を、その延長線上における「新たな戦略的関係の強化」と位置づけ、スーダンなど訪問6か国に総額3億ドル以上の経済支援を約束したほか、ザンビアとは8億ドルの投資が見込まれる経済特区の設置で、南アフリカとは資源分野での協力で合意した。

 しかし、米国政府関係者らは、胡主席がダルフール問題に言及したことは評価しつつも、紛争解決の見通しが立たないままスーダン政府に経済支援を約束したことに失望感を表明した。

 アフリカ諸国には、資源を買い付け、安価な電化、繊維製品を大量に輸出する中国に警戒感も広がり、各国の新聞などには「新たな植民地化」を警戒する声が頻繁に掲載される。

 中国が銅山などに多額の投資を行っているザンビアでは、劣悪な労働条件に暴動が起きたこともあり、今回の訪問では、当初予定されていた銅山視察がデモ発生を警戒して中止された。

 胡主席は警戒感を緩和するため訪問各国で「中国は常にアフリカの発展に関心を持っている」と語り、投資の促進などを約束した。

(2007年2月11日18時56分  読売新聞)

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