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2007年2月16日 (金)

第2・中国主席のアフリカ歴訪への論評

 しんぶん赤旗から引用します。日経・読売の論評は2月13日の記事。さらに、この訪問の目的を定めた形になった中国・アフリカ協力フォーラム首脳会議を伝えるしんぶん赤旗の記事も引用します(その1その2

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2007年2月16日(金)「しんぶん赤旗」

中国主席 アフリカ歴訪終了
貿易不均衡の是正を表明

 中国の胡錦濤国家主席は、アフリカ八カ国の公式訪問を終え、十一日に帰国しました。十二日間に八カ国を訪問する過密スケジュールのなかで、のべ五十三の協定に調印し、アフリカ諸国との「新型パートナーシップ」のいっそうの強化をはかりました。(北京=菊池敏也)

2007021606_01_0  訪問国はカメルーン、リベリア、スーダン、ザンビア、ナミビア、南アフリカ、モザンビーク、セーシェル。中国は従来からアフリカを重視し、胡主席は昨年四月にはナイジェリア、ケニア、モロッコの三カ国を訪問しています。また一九九一年以来毎年、年初に外相がアフリカを歴訪しています。

 訪問の主な目的は、昨年十一月に北京で開かれた「中国・アフリカ協力フォーラム首脳会議」で中国政府が公約したアフリカ支援策を実行に移すことにありました。

 訪問では、農業技術試験センター(モザンビーク)、マラリア予防・治療センター(リベリア)、婦人・小児科病院(カメルーン)など、多くの支援プロジェクトが具体化されました。

 中国がとくに重視したのは、アフリカの紛争問題に対する中国の立場を明らかにし、紛争の解決に向け積極的に主張することでした。

 胡主席はスーダン訪問の際、同国のダルフール紛争への対応について、(1)スーダンの主権・領土保全の尊重(2)対話・平等な協議を通じた平和解決(3)アフリカ連合(AU)や国連が建設的役割を果たす(4)地域情勢の安定促進と現地住民の生活条件の改善―の四原則を提起。当面の急務として、ダルフール地域での全面停戦の実現を訴えました。

 中国とアフリカとの経済・貿易関係も急速に発展。十年前(一九九七年)の中国・アフリカ貿易額は五十六億七千万ドルでしたが、昨年はその約十倍の五百五十四億六千万ドルにまで拡大しました。二〇一〇年には一千億ドル突破を目指しています。

 こうした経済・貿易関係の急速な拡大と同時に、貿易不均衡や中国企業と地元住民との摩擦も目立ってきました。また、中国のアフリカでの経済活動を「新植民地主義」などと批判する論調も、欧米メディアなどで盛んになっています。

 胡主席は、「中国企業が単に輸出量を増やすことで他国の市場を占有することを奨励しない」(ザンビアで)と貿易不均衡是正の意向を表明。また外交の基本理念として「中国は過去、現在、未来とも、自らの意思や不平等なやり方を他国に強いるようなことは決してしない」(南アフリカで)と強調しました。

 また、ナミビアでは中国系企業代表との座談会を開き、アフリカに進出した企業が現地社会との調和をめざし、企業の「社会的責任」を進んで担うよう求めました。

中国の主なアフリカ支援策

 (1)2009年の援助規模を06年比で倍加(2)50億ドル規模の中国・アフリカ発展基金を設立(3)アフリカ連合(AU)会議センター建設を援助(4)重債務国・最貧国に対し、05年に返済期限を迎えた政府無利子借款の債務を免除(6)最貧国の対中輸出商品に対するゼロ関税品目を190から440余へ拡大。

2006年11月5日(日)「しんぶん赤旗」

中国とアフリカ48カ国首脳会議
元首・首相41人出席

 【北京=菊池敏也】中国・アフリカ協力フォーラム首脳会議が四日午前、北京の人民大会堂で開幕しました。中国とアフリカ四十八カ国の首脳らが一堂に会し、「友好、平和、協力、発展」をテーマに、中国とアフリカの「新型の戦略パートナーシップ」の強化、発展を討議します。

胡主席が支援8項目発表

 会議に参加したアフリカ四十八カ国のうち、三十五カ国が大統領などの元首、六カ国が首相を派遣しました。ムベキ・南アフリカ大統領、ムバラク・エジプト大統領ら、アフリカ首脳の大多数が顔をそろえました。

 開幕式で演説した中国の胡錦濤国家主席は、新たな情勢のもとで中国とアフリカの「共通の利益は拡大している」と指摘。双方がたえず関係を発展させることは、「発展途上国の団結や協力の促進、公正で合理的な国際政治・経済新秩序の推進にも役立つ」と強調しました。

 胡主席は、「新型の戦略パートナーシップ」を推進するため、アフリカ諸国への援助規模を二〇〇九年までに〇六年の二倍に増やすほか、今後三年間で三十億ドルの優遇融資をするなど、八項目の対アフリカ援助策を発表しました。

 エチオピアのメレス首相は、「貧困と立ち遅れがアフリカのあらゆる試練の根源であり、中国・アフリカの新型の戦略パートナーシップはアフリカの経済発展により関心を払うべきだ」として、双方の経済協力の発展を希望しました。

 アフリカ連合(AU、加盟五十三カ国)議長のサスヌゲソ・コンゴ共和国大統領は、首脳会議で採択される予定の「北京宣言」と「行動計画」に触れ、これにより今後三年の中国・アフリカ協力が「新段階」へまい進することに期待を表明しました。

 また、アフリカで中国が平和維持活動に参加していることを評価するとともに、アフリカが直面するかんばつ対策、砂漠化防止の課題でいっそうの協力を求めました。

 同日午後、北京の人民大会堂で開かれた中国・アフリカ企業家大会で中国の温家宝首相は、二〇一〇年の中国・アフリカ間の貿易総額を一千億ドル(十一兆七千億円)にする目標を提起しました。

中国の援助策

 【北京=菊池敏也】中国の胡錦濤国家主席が四日、中国・アフリカ協力フォーラム首脳会議で示したアフリカ援助の八項目は次の通りです。

 (1)対アフリカ援助を拡大し、二〇〇九年の援助規模を〇六年比で二倍化

 (2)今後三年間に三十億ドルの優遇借款と二十億ドルの優遇バイヤーズクレジットを供与

 (3)五十億ドル規模の中国・アフリカ発展基金を設立

 (4)アフリカ連合(AU)会議センター建設を援助

 (5)重債務国・最貧国に対して〇五年に返済期限を迎えた政府無利子借款の債務を免除

 (6)最貧国の対中輸出商品に対するゼロ関税品目を百九十から四百四十余りへ拡大

 (7)今後三年間にアフリカに三―五カ所の海外経済貿易協力区を設立

 (8)今後三年間に一万五千人の各種人材の養成をはじめ、農業・医療・教育分野での援助

2006年11月6日(月)「しんぶん赤旗」

中国・アフリカ首脳会議閉幕
平和・発展は時代の潮流

 【北京=菊池敏也】中国とアフリカ四十八カ国の首脳が一堂に会し、四日から北京の人民大会堂で開かれていた中国・アフリカ協力フォーラム首脳会議(サミット)が五日午後、政治宣言の「北京サミット宣言」と二〇〇七年から〇九年までの「北京行動計画」を採択して閉幕しました。

「北京宣言」を採択

 中国・アフリカ協力フォーラムの枠組みで初めて開かれた今回の首脳会議では、「新型の戦略パートナーシップ」のもとで、双方の協力の目標および発展方向を討議しました。

 二日間の日程のなかで、中国の胡錦濤国家主席が八項目からなる対アフリカ援助策を発表し、温家宝首相も中国・アフリカ貿易を二〇一〇年に一千億ドル以上にする目標を提起するなど、中国・アフリカ間の協力関係が強化されました。

 五日は、人民大会堂で二度にわたり円卓会議が開かれました。その後、中国の胡錦濤主席、エチオピアのメレス首相、エジプトのムバラク大統領が順番に「北京サミット宣言」を読み上げました。

 同宣言は、中国とアフリカが政治面での平等・相互信頼、経済面での協力・互恵、文化面での交流・相互参考を内容とする「新型の戦略パートナーシップ」を確立したことを宣言。同パートナーシップは「発展途上国の団結と相互援助、世界の恒久平和と調和ある発展の促進に役立つ」と強調しました。

 また、「平和を求め、発展を促し、協力をはかることが時代の潮流」だとし、平和五原則をはじめ「多国間主義や国際関係の民主化を提唱する国際準則」にしたがい、友好協力関係を発展させると主張しました。

 さらに、中国が世界最大の発展途上国として平和発展の道を堅持すること、アフリカが発展途上国が最も集中する大陸として安定・発展・振興に力を注ぐことは、「世界の平和と発展の事業に対する重要な貢献」になると強調。国際社会に対して、平和と発展をはかるアフリカ諸国への激励・支持を求め、とくに先進国が開発援助を増やし、市場開放や債務減免などの公約を果たすよう呼びかけました。

 「宣言」は「協力のなかで生じた新たな課題」については、「中国・アフリカ友好の大局と双方の長期的利益」から出発し、適切に解決することで合意しました。

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