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2007年1月 9日 (火)

中国(地球特派員スペシャル「地球マップ2007“格差”と“競争”にどう立ち向かうか」)

 地球特派員スペシャルのメモの第5弾です。番組は最後に科学技術力を急速に高めている中国の様子を取材しました。ガーナの様子に続いて、僕が印象に残った2番目のものです。

 中国は、年10%を超える経済成長を続け、外貨準備高は05年に世界1となりました。世界の工場といわれるようになり、13億人が暮らす巨大マーケットとして注目されても来ました。

 しかし、番組に登場する榊原英資氏は、中国の科学技術力の急速な進歩に注目して取材します。

 中国とインドは、高等教育を受けている人が多いことが紹介されます。中国は1,400万人で、日本の3倍以上だそうです。最近、中国は有人宇宙飛行に成功し、国産リニアモーターカーの開発にも挑戦していることが紹介されます。

 2006年3月には、科学技術力の発展を成長の柱とする創新型国家の建設、という新たな国家戦略が発表されました。研究開発への投資を大幅に増やして、独自ブランドや特許の獲得をめざし、そのために人材育成を強化するというものです。

 例として、胡錦濤国家主席の出身大学である精華大学が取材されます。中国の最高峰の大学の1つです。学生数32,000人、最先端科学の研究で世界的に高い評価を得ています。同時にバイオテクノロジーの特許出願数は中国はアメリカに次いで第2位であることも紹介されます。

 入学して2カ月の新入生が全員流暢に英語をしゃべる様子が放映されます。また、産学連携にも力を入れていることが紹介されます。

 さらに、1995年からの10年間で、中国人の特許申請数は6倍になり、理工系大学卒業者は毎年100万人を超えることが紹介されました。

 取材フィルムの放映の後、榊原氏は、中国が、グローバル化を視野の真ん中にすえて、あらゆる社会システム、政治システムが組み立てていると指摘します。学生にも意欲があると述べます。確かに格差は開いているが、中産階級が3億人もいると指摘します。

 江川紹子氏が、こういったことが国威発揚に結びついており、人権問題・環境問題がその影で起きていて、一体それで良いのか、経済・国威発揚だけでいいのかと問いかけます。

 対して榊原氏は、中国は確実に民主化しているし、確実に豊かになっている、これは認めなきゃいけないと述べます。続いて、アジアの域内貿易は55%に達しており、ヨーロッパは65%であるから、事実上の経済統合が東アジアを中心に進んでいることを指摘しました。

 これで番組は終わる訳ですが、最後に司会の今井義典氏が競争しながら矯正していく難しさを問題提起し、伊藤洋一氏は、企業に対しては消費者による抑制プロセスがあるから、企業は社会的責任を果たさざるを得ず、独走はできないと述べます。

 これに対して、姜尚中氏はセルフインタレスト以外の何か、パブリックインタレストを追求することを指摘します。

 最後に、今井氏が、世界とつながっているという連帯感と新しい知恵の必要性を指摘し、世界の仕組みとしてグローバル化を調整・制御する道・仕組みを考え出さないと臨界点が来る恐ろしさがあると述べて番組は終わりました。

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 地球特派員スペシャルの記事は以下の通り。

 1. ガーナ

 2. イギリス

 3. アメリカ・メキシコ

 4. 石油からの脱却

 5. 中国(この記事)

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