さるのつぶやき

　日本共産党の志位和夫委員長は、6時22分から参議院議員会館前で、まだ闘いは明日あり、ありとあらゆる手段を使って最後の最後まで廃案を追求すると訴えました。以下に僕が訴えをメモしたものをを掲載します。実際の訴えは、日本共産党のHPの以下のページから見られます。写真も以下のページから拝借しました。強行採決の模様と訴える志位委員長の姿です。

http://www.jcp.or.jp/tokusyu-06/09-kyouiku/2006_kodo.html

---<以下メモ>---

　自民・公明の強行採決にみなさんとともに抗議の声を上げたい。

　採決は非常に卑劣なやり方でやられた。今日やられた質疑は一般質疑である。採決の合意はないことはもちろん、大事な法案では必ずやられる、総理大臣出席の上での締めくくり総括質疑の合意もなかった。単なる一般質疑であり、最後には総理も出席してない状況だった。にもかかわらず採決がなされた。議会制民主主義を破壊するものである。子どもの大事な未来を決める法律をこんなやり方でやってはならない。怒りの声を上げよう。

　今国民の中にこの法案をこの国会で通して欲しいという声はない。どの世論調査でも6割7割の人が慎重審議を求めている。参考人・公述人になった20人の人が、慎重審議を求める異例のアピールを出した。誰も通してくれと言ってない。

　法案の中身に関しても何も答えられてない。なぜ今改正の必要があるのかに何も答えてない。憲法との関係、内心の自由・教育の自由との関わりも何も説明できない。いじめなどの教育の荒廃の問題の解決に逆行するものではないかということにも答えられてない。何の見識もない。国民が知りたいと思っていることに何の説明もない。

　にもかかわらず数と力だけで採決した。これは教育にもっとも合わないやり方である。納得と信頼、真実を大事にする姿勢の中で教育の問題は進められるべきである。数の力だけで教育の問題を扱ってはならない。

　やらせとさくらの問題も、やっと昨日になって政府の最終報告書が出た。しかし、でたらめな報告書である。責任者の名前もはっきりしてない。明らかにされているのは、世論誘導をやっていたことを政府自身が認めたことだけである。政府が世論誘導をやるなど、道徳心のかけらもない。この法案で一番恐ろしいのは国家権力の教育内容への無制限の介入を認めたことであるが、この無制限の介入権はやらせとさくらの腐敗しきった政府・文科省が持つことになる。こんなことは絶対に許せない。

　闘いはまだ明日ある。まだあきらめない。6時半から書記局長・幹事長の会談。ありとあらゆる手段を使って最後の最後まで廃案を追求する。

---<以上メモ>---