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2006年12月21日 (木)

ヨルダン・アブドラ国王、「2国家共存が唯一の解決策」

1.

 ヨルダンのアブドラ国王はイスラエルのオルメルト首相を招待し、19日に会談したそうです(今朝のしんぶん赤旗7面、松本眞志特派員)。

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 ヨルダン側の声明によると、アブドラ国王は、イスラエルとパレスチナの2国家共存が唯一の解決策であり、パレスチナ人の主権と国家の樹立への希望、イスラエルが求める安全と安定実現のための唯一の道である強調したそうです。

 また、アラブ・イスラエル間の交渉の復活が、イラクの宗派間抗争に触発されて活発化する中東域内の過激主義勢力の伸張を押さえることができるとして、オルメルト首相に対して、パレスチナ側との交渉を求めたそうです。

 さらに、両者がハマスとファタハの対立を終結させる方策についても話し合ったそうで、ヨルダンがハマスとファタハの会談の仲介を行う用意があることを示したそうです。

 オルメルト首相は、この日電話でアッバス・パレスチナ自治政府議長とも会談したそうです。

2.

 また、これに先立つ読売新聞との単独会見の中では、アブドラ国王は、「我々は3つの内戦が発生する危険性に直面しており、これを回避することが我々の責務だ」と述べて、混迷が続くイラク、レバノン、パレスチナの各地域情勢が内戦に発展することに強い危機感を示したそうです(YOMIURI ONLINE 2006年12月18日23時19分、岡本道郎、長谷川由紀特派員)。

 国王は、域内の危機回避・緊張緩和のためには「中東問題の根幹であるイスラエル・パレスチナ問題解決を優先することが不可欠」と述べ、中東和平プロセス再開の必要性を改めて強調し、さらに、「(イスラエル、パレスチナの)2国家方式による解決に向かっていることを示すには、いくつかの段階を省略し、実体的な段階に進む必要がある」と指摘したそうです。

 これは読売新聞によれば「国王の発言は和平プロセスの遅れに強い危機感を示したもの。会見で明言は避けたが、パレスチナ自治区内でのパレスチナ人の往来を自由化させるなど、住民が実感できる実質的な『成果』をあげることを念頭に置いていると見られる」そうです。

 また、国王は、イラク情勢の安定化には、マリキ政権の成功が不可欠として支援継続を表明し、宗派抗争対策として、イラク社会各層への働きかけが必要と強調、ヨルダンとしても、直接接触のあるイラク国内の組織などを通じて、組織間、また、政府との間の和解を働きかける方針を示したそうです。

3.

 日本共産党は従来からパレスチナ問題の公正な解決のためには以下の3点にたった国際的努力が不可欠だと主張してきました(最近では、2001年10月19・20日に開かれた第3回中央委員回総会(第22回党大会))。

 (1)パレスチナ人民の独自の国家建設の権利をふくむ民族自決権を実現すること。

 (2)イスラエルが占領地から撤退すること。

 (3)パレスチナとイスラエルの双方が、相手の抹殺論にたたず、相互の生存権を承認し、平和的に共存する条件を確立すること。

 今回のアブドラ国王の考えているような努力が実って欲しいものです。

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